「コッペパン」と言ったら、私(佐藤)の子どもの頃は、それほど有難い代物ではなかった。給食で出てくると結構ガッカリ。仕方がないので、牛乳で胃に流しこむのが常であったが、近頃は専門店が出来るほどの人気ぶり。あのコメダ珈琲も専門店「やわらか白コッペ」をオープンするくらいだから、コッペパンの時代が来ていると言って良いだろう。

そんななか、うどんチェーン・丸亀製麺を運営するトリドールが、満を持してコッペパン専門店をオープンしたぞ~! その名も「焼きたてコッペ製パン」。2018年11月21日に東京・綾瀬で開店した同店は、なかなか人気があるらしい。実際に利用してみると、これはまるでコッペパンのサブウェイや~!

・コッペパンごときに

読者から頂いたお店の情報によると、店は開店当日から繁盛しているとのこと。それを裏付けるかのように、私が現地に行ってみると行列が出来ていた。訪れたのが昼時だったというのもあるのだろうが、確かに繁盛してそうだ。


それにしても、こう言っては何だがコッペパンごとき、すんなり買えるものだと思っていたら、ここから30分も並ぶことになった。コッペパンごときに!


・出来たてをその場で

それには理由があった。このお店では、揚げパン以外はすべて作り立てを提供している。パンに挟む具材をその場で盛り付けて販売しているのだ。


おお、これはまさしくサブウェイ方式。実は通りの向こうにサブウェイがある。ひょっとして目の前のサブウェイにインスパイアされて、コッペパンのお店を出すことになったのか? ちなみにパンに使用している小麦粉はコッペパン専用のもののようである。


お店でおすすめしている焼肉(490円)と焼きサバ(490円)は、その場で焼き上げるこだわりようだ。


おまけに、ホットコーヒーは1杯無料と来ている。これは地味に嬉しい。


・5つのパンをチョイス

さて、30分待って購入したコッペパンは全部で5つだ。


何も挟んでいないスタンダードなコッペパン(100円)と、きなこの揚げパン(150円)。


たまごサラダ(250円)。


あんマーガリン(190円)。


それに焼きサバである。


・なぜ “製” パン

パンの食感はふんわりと柔らかい。味は軽めで、肉やサバのように濃い味にも、あんこやホイップクリームなどの甘い味にも、どちらにも良く馴染む。あえてサブウェイで例えるなら、ホワイトブレッドのような軽めの印象である。コンビニのパンとそれほど変わらない価格で、出来たてを味わえるのだから、かなりコスパが良いと言えるだろう。

それにしても、なぜ「焼きたてコッペパン」ではなく、「焼きたてコッペ製パン」なのか? ……あ、丸亀 “製” 麺だからか……。

・今回訪問した店舗の情報

店名 焼きたてコッペ製パン 綾瀬駅北店
住所 東京都足立区綾瀬3-1-10
営業時間 7:00~19:00(売切れ次第終了)
定休日 月曜日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24