あっっっっっつい!!! 梅雨に入って間もないというのに、連日エネルギーを吸い取られるような暑さである。こんな日には精のつくもの食べないとやってらんないですよね! うなぎとかね!!!

というわけで! 和食チェーン「やよい軒」において、2024年も6月25日からうなぎ系メニューの提供が開始された。今年のラインナップは「うなぎまぶし」を中心とした3種類。

さっそくワクワクで食べに行ってきたのだが……結果として、己の迂闊(うかつ)さを軽く恨むこととなった。皆様にも共有し、教訓としていただきたい。

・やよい軒の「うなぎ」メニュー

まずはラインナップをおさらいしておこう。

うな重を無料サービスの「だし」で ひつまぶし風のお茶漬けにもできる「うなぎまぶし定食」(1190円)、うなぎが1.5倍の「特うなぎまぶし定食」(1690円)、うなぎの蒲焼を含む4種のおかずが楽しめる「うなぎ御膳」(1630円)である。

で、このうち筆者の目に留まったのが「うなぎ御膳」


うなぎとはいえチェーン店、単体では物足りないかもしれない。その点「御膳」は天ぷらも小鉢もついてるし、うなぎも2切れあって ご飯も出汁もおかわり自由だから、うな茶漬けも楽しめる。これが最適解じゃね? てか実質一択でしょ。

と、相当ナメた気持ちで「うなぎ御膳」を注文。ほどなくして運ばれてきたのが、こちら。


・うなぎ御膳(1630円)


うなぎのほか、天ぷら(海老2本にオクラとレンコン)、「蒸し鶏と海藻のぽん酢和え」の小鉢、サバ塩とひじきと漬物の小鉢がついている。いいねいいね、なかなか豪勢だ。


とはいえ、まずはやっぱり うなぎから……。



うむ、美味しい。見た目よりふっくらしていて かなり肉厚、脂も乗っている。タレの味や量は控えめだが、逆にタレで誤魔化していない感じで好印象。

ただし案の定というべきか、あくまでも「チェーン店のうなぎ」としての美味しさである点は明記しておかねばならない。十分テンションの上がる味だが、焼いた香ばしさやパリっと感などはさすがに感じられない。



でも大丈夫! この御膳なら……


まずうなぎを丼にして食べて……


合間にポン酢和えでさっぱりしつつ……


ここら辺の定番おかずも存分に楽しんだうえで……


天ぷらをご飯に乗っけて「おろし天丼」にもできちゃう!


よしよし、狙い通り。さて、最後は一応、残ったうなぎで うな茶漬けと洒落込みましょうかね……と、そのときだった。


え、うな茶漬けめっちゃウマくない?



出汁の熱でうなぎの脂がとろけて、ご飯との相性が飛躍的にアップしている。もしかしたらそのままよりオススメかもしれない。しまった、こんなに美味しいのなら、もう少し お茶漬け用のうなぎを残しておけばよかった……



そういえば広告でも「だし茶漬け」が前面に推し出されていた。迂闊だった……メインはこっち(うな茶漬け)だったか……!



・うな茶漬けめっちゃウマい

というわけで、ナメくさった予想とは一転、最後の最後に予想外のパンチを喰らうことになった。大変失礼いたしました……!!!


個人的には「うなぎ御膳」を選んだ自分の選択に全く後悔はないが、この際どのメニューを選ぼうとまったく問題ない。筆者のように色々楽しみたければ「御膳」でもいいし、うなぎと向き合いたいなら「うなぎまぶし定食」でもいい。

気をつけねばならないのはただ一つ、「お茶漬け用のうなぎを確保しておく(できればちょっと多めに)」こと、それだけである――。


参考リンク:やよい軒
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.