2024年5月18日から19日まで、米軍横田基地にて開催された日米友好祭「Friendship Festival」。今年はビッグなゲストが来ると聞きつけ、行ってきたのだ。
今回は来年以降にも役立つであろう、入場で他と差をつけるための重要な情報をお伝えするぞ!
・F-22
今回のビッグなゲストとは、F-22(戦闘機)。運用開始から20年くらい経つが、いまだに最強と言われている。横田基地公式Xによると、一般に公開されるのは12年ぶりだそう。
最新のF-35は自衛隊にも配備されているため割と見る機会があるものの、F-22はマジでレアだ。かつて展示された際には超厳重な警備体制で、見る角度も限られていた。
今回はだいぶレギュレーションも緩くなってそうだし、ワンチャン飛行展示とかしてくんねぇかな……という願望を抱いていたが、地上展示だけだった。
それでも十分見応えがあった。武装した警備兵無しに好きな角度からF-22を撮影可能(ロープで区切られているだけ)な展示は、国内初だったのではなかろうか?
・情報戦
ということで、戦闘機の写真はこれで終わり。本記事のメインは、入場で他と差をつけるためのテクニックだ。
まあ早朝から並ぶというのがベストだろうが、それは特にテクニックではないし、ガチ勢でもなければダルくてやってられないだろう。
適当な時間にフラっと行って、1分でも入場までの時間を短くする方法こそ、情報として価値がある。
まず重要なのは、入り口となる第五ゲートから似たような距離に、駅が多数あるということだ。当日はこれら全ての駅から、来場者が徒歩でやってくる。
行列は、その時々の警察の指示次第ではあるが……ほぼ例年3つ形成される。東福生駅方面に最後尾が来る列と、牛浜駅方面に最後尾が来る列、そして拝島駅方面に最後尾が来る列だ。
列の状況は常に変化し続けるため、自分が降車駅を選ぶタイミングで最新の情報を入手することが重要となる。
つまりSNSだ。「東福生 最後尾」「牛浜 最後尾」「拝島 最後尾」等と検索すれば、だいたい並んだ誰かが状況を投稿している。
・新たなる罠
2022年の記事でも全く同じことを書いており、その際には私にとって拝島がベストだったが、今回は東福生だった。
10時ごろに並んだが、20分程度でゲート内部に入ることができた。けっこうな好タイムではなかろうか。しかしこの後、私は想定していなかった罠にやられることとなる。
セキュリティチェックの待機列にも、勝ち組と負け組があることが判明したのだ。
ゲート内部に入ったあと、来場者は2つ(開場前は右方向に3つ目があるが、開場後は出口になるもよう)に振り分けられる。下の図の赤と青のラインだ。
このうち、赤に並んだら終わりである。2022年の時は何も知らずに青側に並んで15分程度で入ることができ、赤の方の恐ろしさを知らなかった。
なんとこちら、通路が細くなっており、セキュリティチェックのゲートが2列しかないのだ。
それでいて手前の広いスペースいっぱいに来場者を詰め込むため、いくら待っても待機列は進まない。対して青い方はゲートが多く用意されており、凄まじい速度で列が進む。
1度赤に並んだ者は、青側への移動が許されない。私が東福生駅で降りたのが午前10時。第五ゲートから基地内部に入ったのが、午前10時20分。赤側に並び、セキュリティチェックを終えて会場入りできたのは、午前11時40分だった。セキュリティチェック待ちで1時間20分である。
それに対し、青側は第五ゲート入りから10分程度でセキュリティチェックを終えることができているように見えた。
自分より1時間近く後から来た人々が、目の前で青側からスルッと会場入りする様子に耐えられなかったのだろう。当初は1人しかいない憲兵の静止を無視して青側に脱出する人々が多数発生していたが、次第に監視が厳しくなってそれも困難になった。
赤側に並んだら本当に終わりである。これは基地の入口付近の構造に起因することなので、毎年こうなのではなかろうか?
横田友好祭のセキュリティチェックは、第五ゲートから見て右側がマストだ!
以上が、横田基地友好祭の入場までに他と差をつけるためのパーフェクトガイド。駅選びはSNSでリアルタイムに最後尾をチェック。セキュリティチェックは右側の待機列に並ぶのがマストだ! 来年以降の参考にしてくれ。
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.