先日、仕事帰りに群馬県内をドライブしていたら「野郎めし」なる看板を見つけた。サムライが毛筆で書いたような力強い文字がインパクト大……戦国時代さながらの雰囲気がムンムンに漂っている。腹一杯食べさせてくれそうだ。
調べたところ、築地銀だこの「株式会社ホットランド」が運営しているらしく、佐藤記者が都市型店舗の蒲田東口店に足を運んでいた。なんでも、よく訓練されたスタッフが阿吽(あうん)の呼吸で仕事をしていたらしい。
ちょうどパンチのある “野郎メシ” を求めていたので入店を決意。それにしても……
看板の迫力がハンパじゃないし
メニューも超デカい。
……とにかく豪快である。車からもよく見える。そういえば、山岡家もラーメンショップも真っ赤な看板が目立っていたし、ロードサイド型の大型店舗はやりすぎなくらい主張をするのが定石なのかもしれない。
・意外な客層
意外だったのは、店内に女性グループが多かったこと。荒れ狂ったフードファイター予備軍が腕試しをする場所かと思いきや、店内は爽やかなファミレス的雰囲気で居心地が良い。女子会にも向いているだろう。
さて、看板に「絶品 しょうが焼き定食(おいしさ山盛り)」と書いてあったので、しょうが焼きが主役なのは間違いない。佐藤記者も「しょうが焼き定食」の野郎盛りとやらを頼んでいた。ただ、同じものを注文しても面白くない。
と、思っていたら……
「野郎定食」を発見!
・野郎定食
看板にはなかったが、メニュー名、そして並び順から察するに「しょうが焼き定食」と双璧をなす看板メニューだろう。どうやら「しょうが焼き」に「カキフライ」「ヒレカツ」「チキン南蛮」等を追加できるようだ。
今回は「ミックスフライ」を選んで注文。
価格は1518円。ご飯は「大盛り」にした。主役はやはりしょうが焼き。濃厚な特製ダレのおかげでご飯がすすみまくる。うまい。まさに “ご飯がすすむ味付け” だ。
・漢を呼び覚ます定食
こういうのが食べたかった。腹が減っていたら最高の喜びが味わえるだろう。自分の中に眠っていた “漢” を呼び覚ます定食。野郎定食とはそういうものなのかもしれない。
もともと食べ応えはあるが、ミックスフライもあるので最後のひと口まで飽きることなくガツガツ食べられる。
豚汁も濃いめ。明太子と大根おろしの使い方は自由だそうだ。店員さん曰く「ご飯にのせても、しょうが焼きに混ぜるのもアリ」とのこと。お好みで。
店員さんの細かい動きまでは確認できなかったが、厨房スタッフとホールスタッフの活気あるやり取りでお店はスムーズに回っていた。今後はドライブ飯の候補として覚えておきたい。皆さんも機会があればぜひ!
参考リンク:野郎めし
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.