先日、5歳の娘と一緒にコンビニに寄り、「1個だけ小さいお菓子を買っていいよ」と言ったところ、彼女が持ってきたのは見慣れない商品だった。

チョコボール<コメダ珈琲店アイスココア味>」だ。

へえ、コメダとのコラボチョコボールなんてあるんだ。おいしそうだな。買ってもいいかな。

……と、値段を見て驚愕した。

通常版のチョコボールが100円弱なのに、この商品はなんと……

3倍の300円(税込み324円)!!!! 

高級スイーツかよ!!!! チョコボールに300円も払えるかああああああ!!!!!

箱のサイズは通常のチョコボールの倍以上あるものの、中身はココア風味チョコボール。

中心にはピーナッツではなくビスケットが入っているという。ピーナッツより原価安くない? 300円って、ぼりすぎじゃない?

「別のにしたらどうかな?」。平静を装いつつ、筆者(岡田)は娘に言ってみた。だが彼女は「これがいい」と引き下がらない。ここであまり粘ると、娘がグズって面倒なことになる。仕方ない、買うか……。


諦めた筆者は、「今日は他に何も買わないからね」と言いながら渋々セルフレジに通し、「324円」という値段を確認。釈然としないまま、PayPayで支払った。

……のだが、娘と一緒に一口食べ、文句たらたらだったことを猛省した。


「これ、おいしいね!」と2人で笑顔になれたのだ。



・「チョコ」ボール、なのにしっかりアイスココア

「チョコボール<コメダ珈琲店アイスココア味>」はその名の通り、コメダのアイスココア風味のチョコボールだ。チョコにはココアパウダーが使われており、中心部にはココアビスケットが入っている。

1個の直径は通常チョコボールの倍ぐらい。色はグレーに近く、本家チョコボールよりかなり薄い。

口に入れた瞬間はいつものチョコボールだが、噛んでみて驚いた。「チョコボールなのに、ちゃんとアイスココア」なのだ。

チョコ部分は優しいココア風味で少しヒンヤリした食感。甘さは控えめで、チョコ感よりもミルク感・バニラ感が強い。コメダのアイスココアはソフトクリームが載っていて、その味を再現しているようだ。

中のクッキーはサクサクした食感が楽しく、ココアの優しさをふんわりと演出する。

大粒なのだが甘さもサッパリして食べやすく、次々に手が伸びてしまう。娘も気に入り、2人で一度に食べ終えてしまった。



・本家チョコボールと食べ比べたら、全然違った

ピーナッツ入りの通常のチョコボールも食べ、味を比べてみた。

並べてみると、本家チョコボールは1粒のサイズがずいぶん小さく見える。だが、味わうと、チョコがガツンと甘めで「私はチョコですよ!」という主張が強い。

中のピーナッツは、ガリッと固い食感と香ばしさがあり「チョコとは別モノですが、一緒に食べると美味しいです」と大声が聞こえてくるようだ。

一方で、コメダ珈琲店アイスココア味は、サイズは大きくてもあくまで控えめ。味わいも食感も柔らかく、どこまでも優しいので食べ飽きない。まさにアイスココアをゴクゴク飲むような感覚かもしれない。



・箱がめっちゃかわいい

コメダ珈琲店アイスココア味は、箱もめちゃくちゃかわいい。


コメダの店舗風のデザインで、赤い雨よけや緑色の三角屋根が描かれている。キョロちゃんの身体もアイスココアのグラスになっており、頭にはソフトクリームをまとっている。

裏面にはコメダ珈琲店の名前の由来やロゴの豆知識が書かれていて楽しい。

森永は今回、コメダ珈琲店とのコラボ商品として、チョコボールに加えて、「小枝<コメダ珈琲店シロノワール>」「コメダ珈琲店小倉トースト味サンドクッキー」「ミニエンゼルパイ<コメダ珈琲店クロネージュ味>」「ベイクドチョコ<コメダ珈琲店クロネージュ味>」の5種類を展開している。

近所の大手スーパーで探したところ、小枝<コメダ珈琲店シロノワール>はあったが、他のコラボ商品は置いていなかった。店舗によって扱っている商品が異なり、Xには「食べてみたいけど置いている店舗が見つからない」「売り切れていた」といった情報も。

どの商品もなくなり次第終了なので、見つけたときは即買いをおすすめしたい。

参考リンク:森永製菓ニュースリリース
執筆:岡田ゆかたん
Photo:RocketNews24