昨年4月に発売された『ジャックダニエル&コカ・コーラ』は、個人的に缶カクテルの中で一番おいしいと本気で思っているが、あれから約1年経った2024年4月1日、待望の糖類ゼロ版がついに発売されたぞ!

商品名はそのまま『ジャックダニエル&コカ・コーラ ゼロシュガー』(税抜210円)だ。通常缶との飲み比べセットを特別に送ってもらえたので、さっそく飲んでみたい。それでは乾杯!!

・ゼロシュガーが登場

昨年、コカ・コーラとテネシーウイスキーブランド「ジャックダニエル」をミックスした新しいカクテルとして登場し、大きな話題を呼んだ『ジャックダニエル&コカ・コーラ』。

当時の記事で私(あひるねこ)はこの商品について、ジャックダニエルをコカ・コーラで割るよりもおいしいと書いているが、その認識は今も変わっていない。さすが少々高価なだけあって激ウマである。

・3パターンで飲み比べ

そんな『ジャックダニエル&コカ・コーラ』のゼロシュガーが出たということで、通常缶はもちろん、前回同様ジャックダニエルを『コカ・コーラ ゼロ』で割った場合との飲み比べも実施してみようと思う。


まずは通常缶を飲んだ後に……


新作のゼロシュガーをゴクリ。なるほど。通常缶と比べると、甘味料によるほんのりとした苦みを感じる。人によっては気になるところだろう。やはりトータルのクオリティーは通常缶の方が圧倒的に上……と思いきや。


しばらく飲み比べていると、徐々に通常缶の甘さが気になってきた。単独で飲んでいる時は特に何とも思わなかったが、ゼロシュガーを体験した後だと、やけに甘ったるく感じるのだ。こんなに甘かったっけ?



それでは今度はジャックダニエルを『コカ・コーラ ゼロ』で割ってみるぞ。ジャックコーク一式を用意したら……


前回同様、ジャックダニエルとコーラが一般的な割合1:3くらいになるように注ぐ。缶と比較するため氷は抜きとした。さっそく飲んでみると……


ふむ。味は当然ジャックコークそのものだが、ゼロシュガーと比べると、ジャックダニエルの香りは明らかにこちらの方が強い。ただ、同時に甘味料由来の苦みもジャックダニエル割りの方が強い気がする。



また、缶と自作した場合とで決定的に違うのが爽快感だ。プロのバーテンダーが作ったらまた話が変わってくるのだろうが、やはり素人が作ると、どうも輪郭がぼやけた味になってしまう。

その点、『ジャックダニエル&コカ・コーラ』はコーラの炭酸がそのままの強度でお酒に引き継がれているため、飲み口が非常にフレッシュで華やかだ。通常缶、ゼロシュガー問わず、これこそ本商品最大の特徴ではなかろうか。


で、結局どっちがウマいの? と言われると困ってしまうのだが、おそらく最初の一口目だけで評価すると通常缶の勝利だろう。ただ、個人的には長く飲み続けられるという点も含め、総合的にむしろゼロシュガーの方が優れていると感じた。



・わずかにゼロシュガー勝利

カクテルの味自体は好きだけど、余計な甘さはノーサンキューという瞬間が我々酒飲みには必ずある。少なくとも私にはゼロシュガーの方が合っていたし、また飲みたいと思った。このあたりは、ぜひご自分で飲み比べて判断してみてほしい。

それにしても、1本2000円以上するジャックダニエルで作ったカクテルよりウマいと思わせる『ジャックダニエル&コカ・コーラ』シリーズは、マジで強いとしか言いようがない。さすが高いだけはある(2回目)。まだ飲んだことがないという人は一度ご賞味あれ。

参考リンク:ジャックダニエル&コカ・コーラ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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