バラバラになったLEGO(レゴ)のパーツをスマホで撮影したら、AIが一瞬で “組み立て方” を提案してくれるアプリがあるらしい。数年前にファンの間で話題になったそうで「レゴがあるなら絶対に試してみた方がいい」とまで言われた超画期的アプリなのだとか。
アプリの名前は『Brickit』で、APP Storeでの評価は4.4と上々。ちょうど福袋でレゴを手に入れたばかりだったので試してみることに。果たして感動を味わうことはできるのだろうか。
・レゴを撮影するだけで
パズルと同じで、バラバラになったレゴを説明書無しで組み立てるのは非常に難しい。それこそレゴの醍醐味なのかもしれないが、初心者の私は偉大なるアプリの力を借りて楽をしたいと思ったわけである。実際に使ってみながら、アプリの使用方法を解説していきたい。
『Brickit』はAndroidとiOSのどちらにも対応している。使い方は簡単で、AIカメラでバラバラに散らばっているレゴを撮影するだけ。
撮影する際、パーツが重なっていると識別の精度が落ちるため、薄く平らに広げるのがポイント。丁寧に配置するほど良いだろう。答えを教えてもらう側の姿勢も大事だということだ。
実際に撮影してみると……
AIが写真をスキャンして瞬時にパーツを識別する。どんな種類のブロックが何個あるかを計算しているようだ。また、同時に手持ちのブロックで組み立てられる形を考えている。その間たったの数秒。確認が終わったら……
「ここにあるブロックなら、こんな形が作れます」と複数のレシピを提案してくれるのだ。
…………
試しに「かわいい熊」を作ってみることにした。
・提案された形を作ってみた
ここから先がすごい。「写真のこの辺りにあるブロックを使って……」と作業のプロセスを丁寧に教えてくれる。必死になって探さなくて良い。マジで助かる。なので、写真を撮影した状態のままにしておくこと。
写真が見づらい場合はアップにしてパーツを確認する。どうやら「形」重視で「色」は違うものも選ばれるらしい。ま、別にいいだろう。気にせずに組み立てていく。
けっこう順調かと思いきや……
足りないパーツがいくつかあるようだ……いやいや、中盤まで組み立てたのにどうすんだよ。具体的には「熊の耳と鼻」が見つからず。って、けっこう大事なパーツなんですけど。
んで、最終的に完成したのがこちらだ……
AIなめんなよ。
撮影時のスキャンだけは死ぬほどカッコ良かったが、判別の精度はそこまで高くないのかも。説明書があるならアプリは必要ないだろう。もしバラバラのまま保管しているレゴがあるなら試してみると面白いだろう。たぶん。現場からは以上です!
参考リンク:Brickit(Android版・iOS版)
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼1番かっこいいスキャンされるところ