高級洋菓子メーカーというと「ゴディバ(GODIVA)」が真っ先に浮かぶかもしれないが、神戸発の「モロゾフ」を忘れてはならない。プリンもケーキも焼き菓子も、モロゾフなら間違いないというイメージを持っている人は私以外にも多いかと思う。
──ってことを2019年も2020年も2021年も2022年も書いたのだが……覚えておられるだろうか? もし覚えている人がいたら、これから私が言うこともお察しに違いない。
引っ張るほどのことでもないので言ってしまうと、モロゾフの福袋は中身が毎年ほぼ変わらないってこと。
多少の変化があるにはあるが、多少も多少。ほぼ不変であるがゆえに、記事の書き出しもずっと同じだったのだが……実は2023年は不運にも買いそびれてしまった。
満を持してのぞんだ2024年は、予約をして無事にゲット。それにしても、数年前は予約なしでも余裕で買えたことを考えると、モロゾフ福袋は年々人気が高まっているのだろう。
さて、2024年福袋の購入価格は不変の1080円(税込)。1種類しかないという点も不変だった。中身はというと……
【2024年のモロゾフ福袋(税込1080円)の中身】
・ラウンドプレーン(ミルクチョコレート / 70g)
・ラウンドプレーン(セミスイートチョコレート / 70g)
・アルカディア(アーモンド ※焼き菓子 / 70g)
・アルカディア(ミックスナッツ ※焼き菓子/ 70g)
・ココアピーナッツ(155g)
不変だ(笑)……と言いたいところだが、2023年に買えなかったこともあり、いまいちよく分からない。いちおう過去の記事を確認してみよう。
え〜と、2020年1月公開のモロゾフ福袋記事を見てみるか。どれどれ……
うーん……
同じ商品の異なる味になったり、包装が変わったりしているが、やっぱりほぼ不変のようだ。
ちなみに、モロゾフは福袋の裏側に中身のラインナップが記載されている。それを見てみると……
え?
ココアピーナッツの量が155gとほぼ倍になってる!
包装が変わっただけかと思ったら、量が増えとったんか……。
ちなみに、2020年の1月は日本でコロナ禍が始まる前。あれから、あまりにも色々なことがあった。
コロナで私たちの生活は激変し、何もかもが値上がりし、ヨーロッパでは戦争もあった。激動の4年間と言ってもいいだろう。しかしモロゾフの福袋は……
値段が不変で、ラインナップはほぼ不変で、一部の商品は量が増えている。まぁラインナップがほぼ変わらないのはモロゾフが福袋のお菓子にそれだけ自信を持っているということだろうから分からなくもない。
だけど量が増えて値段が変わらないのは……意味がわからない。買う側としてはありがたいけれど、ちょっと怖くもある。
何があってもブレないモロゾフの不動っぷりを見せつけられたようと言おうか。不死身感があると言おうか。
・手土産に最適
で、これ系の福袋が安いってことは、お財布に優しい以外にもう1つ大きなメリットがある。
手土産として持っていったときに、相手がそこまで気を遣わなくて済むのだ。あまりに高いものだと相手が恐縮しちゃったりするが、モロゾフの福袋だと心配ご無用。それでいて、中に入っているお菓子はしっかり美味い。
実はこういう福袋こそ手土産として最強だと思うのだが、いかがだろうか。
ただし、現時点で買えるかと言われると正直厳しいと思う。売り場の状況によるので100%無理とは言えないが……可能性は低い。
ちなみに、私は昨年の12月初旬にモロゾフの福袋を予約した。いつから予約開始なのか、そもそも予約に対応しているのかは店によって異なるだろうが、来年の分を狙っている人はご参考に!
参考リンク:モロゾフ(TOP)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼このアルカディア(アーモンド)が超美味い! あっ!