ロケットニュース24が総力を結集してお届けしている福袋特集2024。私、P.K.サンジュンは “ほぼヴィレッジヴァンガード担当” であるが、ヴィレヴァン福袋2発目の『ブラック福袋(1万1000円)』で、早くも盛大なゴミを引き当ててしまったようだ。
ヴィレヴァン自ら「例年ゴミ袋を販売してしまい申し訳ございません」というくらいゴミとして定評のあるヴィレヴァン福袋。膝から崩れ落ちざるを得ない『ブラック福袋』の中身を以下で公開しよう。
・サンキュー、ヴィレヴァン
2024年のヴィレヴァン福袋「ゴールド福袋(1万6500円)」の記事でもお伝えしたように、なんと今回はヴィレヴァンが全ての福袋を提供してくれることになった。
毎年「安定のゴミ」「高品質なゴミ」「普通に粗大ゴミ」と好き放題書いているにもかかわらず、担当者は「ロケットさんを信頼しています。今回も忖度なく書いていただいて結構です」と言うではないか。聖人なのかドMなのか? とにかくヴィレヴァンさん、ありがとォォォオオオオ!
・2番目に高い福袋
さて、ヴィレヴァン福袋2024の2発目となる『ブラック福袋』は、ゴールド福袋の次にお高い1万1000円。同じ価格では「ホワイト福袋」と「ネイビー福袋」が控えているが、今のところゴミ度では『ブラック福袋』が大本命と言えよう。
現時点では『ブラック福袋』しか開封していないが、どれもこれもマジで使えねえ! もちろん「超欲しい!!」という人も中にはいらっしゃるかもしれないが、私自身は「当たりが1つもないだと……?」と愕然とするしかなかった。
さあ、ある意味でヴィレヴァン福袋の真髄を体現している『ブラック福袋』の中身とは? 詳細は以下の通りである!
・ヴィレヴァン ブラック福袋(1万1000円)の中身
・ エイのもちふわクッション
・ 亀の甲羅クッション
・ 伊勢海老のサンダル
・ ペンギンパイレーツ
・ 海を感じるネオンライト
・ ダンシング ニシキアナーゴ
※福袋の性質上、中身が違う場合があります。特にヴィレヴァンはあります。
公式サイトによると『ブラック福袋』の別名は「夏が恋しい~!! マーメイド気分な福袋」である。テーマ通り海にまつわるグッズが詰め込まれているが、逆にどうしたらここまで不要な海グッズを集められるのだろうか?
・1つもいらない
まずヴィレヴァン福袋のかさ増し要員のクッションは「エイのもちふわクッション」と「亀の甲羅クッション」の2点。肌触りは良くクッションとしては正常に機能するものの、部屋のインテリアとマッチするかはギャンブルでしかない。
お次に「伊勢海老のサンダル」は主張が強すぎィィイイイ! 本職が伊勢海老漁の漁師ですら履くことをためらうであろう圧倒的な存在感である一方で、主張の強さの割にはメッセージが不明瞭!! おい伊勢海老、お前は何を伝えたいんだ?
また「海を感じるネオンライト」はイルカ型のライトが出てきたが「へぇ……そうか」としか申し上げようがない。ただし “トレンディードラマ感” はエゲツなかったので、インテリア的に使える可能性もゼロではないだろう。
さらにアメリカ製のおもちゃ「ペンギンパイレーツ」と、単三電池で踊るという「ダンシング ニシキアナーゴ」に関しては箱を開ける気すら起きなかった。なんだよダンシングニシキアナーゴって……! しかも推定2600円とか意外と高ぇえ!!
・まさかの事実
……と、ここで『ブラック福袋』の中身をお伝えしたかと思いきや、なんと「亀の甲羅クッション」に隠された驚愕の秘密に気付いてしまった。
き、着られるだと……?
そう、単なる亀の甲羅の形をしたクッションだと思われていた「亀の甲羅クッション」は、亀仙人のようなフォルムに変身できる “着られるクッション” だったのである! マジかよ!! じゃあ欲しい……ってウソ! どっちみちいらねえぇぇえええ!!
なんという亀の悪あがき。いずれにせよ私だとキッツキツだったため、女性やお子さんが着た方がいいのだろう。ただ「当たりが1つもない」という当初の印象は、甲羅が着られたところで1ミリも変わらない。
・ある意味で正統派だった
なお、今回から付属している「福袋おみくじ」は「大吉」であった。中身の使える度でいえば「凶 or 小吉」であるが、笑いに関しては「確かに大吉だった」と認めざるを得ない。うむ、これぞ正統派のヴィレヴァン福袋である。
というわけで、ヴィレヴァン福袋2024の第2弾となる『ブラック福袋(1万1000円)』についてお知らせした。果たして残り9つの福袋の中にどれほどのゴミが詰め込まれているのか? ドキドキしつつ続報を待たれよ。
取材協力:ヴィレヴァン福袋2024
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.