美容院へ行くのが面倒くさくて、自分で髪を切った結果 失敗してしまった経験がある人は多いのではないだろうか。

筆者もその一人で、いびつに切れた髪を見て途方に暮れたことは一度や二度ではないのだが、「どうせすぐ伸びるしまぁいいか!」と思い込むことにしていた。

そんな悩みをたったの1400円で解決してくれた革命的なアイテムが「ヘアカットモンスター」。この記事ではヘアカットモンスターの使い方と、筆者自身の前髪に使ってみた結果をお伝えしよう!

・ファンシーなヘアカットアイテム

ヘアカットモンスターとは、カミソリメーカーのフェザーが開発した「ハサミよりも簡単にセルフカットができる」という便利アイテム。種類は2つあり、全体的なカット用と前髪をカットする用にわかれている。

今回筆者が購入したのは前髪カット用。ネットショップでは1400円前後で販売している店舗が多いようだ。

モンスターという名前にふさわしく、紫色のボディにギョロっとした2つの目玉。ヘアカットアイテムっていうよりファンシーな文房具みたいな雰囲気だな。


サイズは大人の手のひらに乗せられるぐらい。

横から見るとクリップやトングのような構造で、


内側にはスタイリングレザーというヘアカット専用のカミソリがセットされている。

刃がギザギザになっていてなんとなく自然な毛先に仕上がりそう。また通常のカミソリやハサミとは違って刃が表に出ないため、比較的怪我も少なそうな構造だ。

「能ある鷹は爪を隠す」的な雰囲気があってトキメキは感じるが……それにしてもコレ、どうやって使うのが正解なんだ?



・ヘアカットモンスターで前髪を切ってみた!

正解はすぐに見つかった。ヘアカットモンスターのパッケージにはQR コードが貼られており、読み取るだけで使い方の動画にアクセスできるようになっている。

今回は動画を視聴した筆者を例に、写真と文章で使い方を見ていこう。


まずは前髪をブラッシングして整える&サイドの髪が落ちて来ないようにピンで固定したら、ヘアカットモンスターを右手で持つ。

丸い部分が手の平に収まって、親指を目の横に添えるイメージ。


裏表は、目玉と自分が向き合うように持つこと。


カットしたい毛束を少量だけ左手で持ち、ヘアカットモンスターで挟んで下へとおろす。

動作はたったコレだけ。

髪が切れたような「ブツッ」という感覚や音はなくて、ただ手を上から下へと動かしただけといっても過言ではない。


しかし、ヘアカットモンスターには確かに1cm ほどの髪が付着している。

それだけ切れ味が良いということなんだろう。可愛い顔をしてるクセに、さすが専門メーカーのアイテムである。(逆にカット時に引っかかりを感じた場合は、カミソリの取り換え時になっている証拠らしい)



続けてどんどん切っていこう。前髪を少量持ち、ヘアカットモンスターで挟んではおろす。


挟んではおろす。

端の部分は少し長めに切ることで、サイドの髪と自然に馴染みやすくなるということ。筆者の場合は8回ほどにわけて前髪全体のカットが完了した。

かかった時間は2分ぐらいかな。途中から「シビアに位置を決めなくてもなんとかなるな」と気が付いてからは 手が早まったように感じる。


ってことで、カットが終わったビフォー・アフターがこちら!

うぉぉ、めちゃくちゃ自然にカットできてる~~~!



ハサミで切っていた時と比べて使いやすかった点は、

・切れ味がよい
・毛先が自然にバラつく
・カットする位置の狙いが定まりやすい


前髪を切っている時の視界はこんな感じで、小窓で長さ確認しながらカットできる点が特に使いやすかったかな。


また地味なポイントではあるが、ハサミとは違って切った後の髪の毛が飛び散らず ストンと下に落ちてくれる点も、掃除が楽で有難かった。

逆に1点だけ不満に感じたのは収納方法。筆者の場合はもとのパッケージに戻して保管することにしたが、専用ケースや閉じたまま固定できるバンドなどが付属していたらより有難かったかな。



なお公式サイトによると、切れ味が落ちてきた場合はフェザー公式ストア楽天市場店にて「スタイリングブレイド セニングタイプ」を購入すれば交換できるということ。使いやすさと継続のしやすさが両立しているのは素晴らしいな。

年末年始に向けて、世の中的にも当サイト的にもちょうどバタバタする季節。「美容院に行きたいけど時間がない!」と悩んでいる方には超おすすめのアイテムです!

参考リンク:ヘアカットモンスター
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.