ドデカい花火を打ち上げてやりたいと思った──。今、至るところでクリスマスケーキの予約・販売が行われているが、それだとまだ火力が足りない気がする。もっとこう、爆発みたいな花火を打ち上げたいのだ。
そこで私(あひるねこ)が目を付けたのが、ゴディバのクリスマスケーキである。『ゴディバ ブッシュ ド ノエル』という商品で、お値段なんと税込6264円。オンラインショップで購入したら、送料込みで税込7128円だった。こっちが爆発するわ!
・ゴディバのクリスマスケーキ
クリスマスケーキの定番「ブッシュ ド ノエル」をゴディバらしくアレンジ。カカオ尽くしの贅沢ケーキに作り上げたのが本商品だ。一部ゴディバ店舗にて、2023年12月23日から25日まで販売される予定だが……
オンラインショップの方ではすでに販売中で、12月26日の午前9時55分まで注文可とのこと。
通販だと冷凍状態で届くため、開けてもすぐには食べられない。購入の際はご注意いただきたい。説明書き通り、冷蔵庫で解凍すること約6時間……。さあ、いよいよ7128円のクリスマスケーキとご対面だ!
と思ったら……
マ、マジかよ。
めっちゃ小せぇ……!
・スモールライト事後か
いやいや、「ブッシュ ド ノエル」ってこんなもんじゃない? という声もあるかもしれないが、それにしても小さすぎるだろ。ゴディバによると『ゴディバ ブッシュ ド ノエル』のサイズは全長11cm、幅7cm、高さ6cm。繰り返す、全長11cmである。
まさか私のiPhone12よりも小さいとは思わなかったぞ。ジャイアント白田なら一口で終わるレベル。
本当はお皿に移したかったのだが、ケーキの底面が金具で固定されており、なんか怖くて取り外せなかったのでこのまま失礼する。持ち上げた瞬間に崩れでもしたらメリクリ自害不可避である。
全体の4分の1ほどをカットして……
いただいてみると……
うん……なるほどね、そうきたか。信じられないくらいウマいな。このケーキはチョコ一色に見えて、実は様々なレイヤーが幾重にも重なって構成されている。
ダークチョコレートを使用したムース、ミルクチョコレートを使用したクレムー、カカオパウダーを練りこんだしっとりとしたビスキュイやフィヤンティーヌ……とゴディバの公式サイトに書かれてはいるが、何なんだフィヤンティーヌって。「フィヤ」とかいう文字、初めてみたぞ。
・一大スペクタクル
それはさておき、口の中に入れると味わいも質感も異なるチョコレートが波のように押し寄せ、しかもそのすべてが120%の熱量でおいしいので、常に映画のクライマックスを迎えているような状態と化してくる。まさにクライマックスの応酬だ。
強引にジブリ作品で例えるなら、爆走するネコバスの中で「バルス」と唱えたらハクが飛翔してデイダラボッチになったみたいな感じだろうか。クライマックスすぎて鼻血出るわ。しかし、本当にそれくらいウマいし、それくらいカカオが凝縮されている気がするのだ。
妻と私で4分の1ずつ食べ終えた直後、妻がケーキを無言で指差したので、さらに4分の1ずつを分け合い、溶けそうになりながら食べた。するとその結果……すべてなくなった。
し、しまったーーーー! 7128円がーーーーーー!!
・秒速で消失
ということは、先ほど食べた4分の1当たり……そう、1782円だったことになる。高っか! 送料分を除くと1566円か……いやそれでも高いわ!! サイゼなら動けなくなるくらい豪遊できるぞ。凄まじい世界だ……。
まるでブラックダイヤモンドのような輝きを放っていた『ゴディバ ブッシュ ド ノエル』。こんなに高級感がダダ漏れになっているクリスマスケーキを食べることは、少なくとも私の人生においては、もうあと幾度もないだろう。
まだクリスマス本番まで何日もあるというのに、すでに向こう数年分のクリスマスを一気に味わったような気分である。ゴディバってすげぇ……。
参考リンク:ゴディバ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.