バーガーキングがいつも通りに意識の低いバーガーを出してきた。2023年12月15日から販売開始の「23 / 24 T.O.P.(ザ・ワンパウンダー 23 / 24)」だ。
公式HPによると年末年始限定らしく、 “紅白カラー” をアピールしつつ “ゆく年、くる年、肉尽くし” とのこと。意味がわかるようなわからないような感じだったので、とりあえず食べて判断することに。
・紅白
確かに年末年始と言えば紅白。歌合戦や、お節料理の紅白なますなど、縁起が良いとされる紅白の組み合わせは、縁起の良さの需要が増加する正月には特に重用される。
普段の動向的に、ずっと肉と脂の事ばかり考えていそうなバーガーキングだが、彼らなりにたまには日本の伝統について考えてみたのかもしれない。
その結果が
これだ。
紅白とは? いや、確かに赤いケチャップと白いチーズで紅白。これがバーガーキングの考える紅白か。
さて、紅白の由来は諸説あるが、有名なものは平安末期の治承・寿永の乱だ。その場合、900年近い歴史があることになる。
長きにわたる紅白の歴史で、これほどまでに意識もIQも低そうな紅白があっただろうか? 間違いなく高いと断言できるのはカロリーだけだ。
まあでも意識とIQの低さは、こと食い物に限れば高い勝率に繋がる。その上でカロリーが高いとなれば、それはほぼ勝ち確。
・美味い
一番上には紅白の紅をケチャップと共に担うトマトと、白いチーズで張り付いた直火焼き100%ビーフパティ。
今回の白いチーズは「特製5種のチーズソース」とスライスのゴーダチーズらしい。
その下には再び直火焼き100%ビーフパティ。
再びチーズとケチャップ。
そして最後のビーフパティ。この下にはバンズがあるが、油と流れ出たチーズでくっついていて剥がせなかった。
要は、トマトと肉とチーズしか入っていないようなもの。しかし、このチーズソースの味わいが思いのほか複雑で、風味に単調さは無い。
ケチャップの酸味もいいアクセントとなっている。ボリュームは言うまでもなく凄まじいが、最後の一口まで一切食べ飽きさせないクオリティだ!
バーガーキングのワンパウンダーシリーズの中でも上位に食い込みそうな美味さだったと思う。
お値段は単品で2090円。数量限定で、おなじみの需要がよくわからないオリジナルステッカーもついてくるぞ! 君も年末年始はバーガーキングで、低い意識と高いカロリーで紅白をキメろ!
参考リンク:バーガーキング
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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▼最寄りの店まで電車と徒歩で遠いためウーバーイーツでオーダーしたのだが、こちらだと本体は2290円だった。