泣く子も黙るおしゃれなコーヒー専門店、ブルーボトルコーヒー

最初に店ができたのは清澄白河、その後も青山とか三軒茶屋とか、ハイセンスな街にしか出店しない恐ろしいコーヒーショップである。

その存在の前では、あのスタバすらも霞んで見えるとかなんとか。そんなブルーボトルコーヒーもひっそりと福袋を出している! しかもお値段3000円台から! 意外と良心的やん?

・ブルーボトルコーヒー福袋(3240円)

三越伊勢丹のオンラインストアで販売されていたブルーボトルコーヒーの福袋。12月13日とめちゃくちゃ早く届いてビックリした。

中に入っていたのは以下のとおり。


・ブルーボトル インスタントコーヒー(5本)1866円
・ブルーボトル 羊羹 1本 408円
・ブルーボトル 羊羹 みかん&ドライフルーツ 1本 466円
・ブルーボトル 羊羹 テリーヌ ショコラ 1本 ¥466
・オリジナル巾着袋

合計 3206円


な、な、なんと!! 福袋だと普通に買うより34円高いのである……。ちなみに送料も別途かかっている。


どっどっどどどどど、どゆこと〜ん??



・ブルーボトルは世界が違う

しかし……この布製の巾着袋に、とんでもなく価値がある可能性も捨てきれないのである。


なぜならブルーボトルコーヒーの公式グッズは、めっちゃ高いから。


たとえばこのオリジナルのモレスキンノートとペンのセットで6200円

ペンとノートで6000円! しかもそれが当たり前のようにソールドアウトする世界なのだ。私のような小ダサい人間の価値観や、福袋=めちゃお得みたいな価値観は鼻で笑われるのだ。

だから、きっとこの巾着袋にも3000円くらいの価値があるはず……。私もこれを持って青山あたりを肩で風を切って歩こうと思う。



・さて中身は

さて、いっぽうのインスタントコーヒーと羊羹とは……。

まず、インスタントコーヒーは5本入りで1800円! かつて、グルメライター格付けチェック「インスタントコーヒー編」にも登場した高級品である。


みよ、この黒曜石のようにキラキラ光る粉を……。そんじょそこらのインスタントとは違うんだぞという風格を感じさせるではないか。


そして、意外な組み合わせにも思える羊羹。

こちらはコーヒーとのペアリングを考えて老舗の和菓子店が作ったもの。あずきもコーヒーも同じマメ科だものね。


中身も普通の羊羹とは一味違う。中にオレンジとかドライフルーツが入っているのだ! モダンだろ!

断面がまるでトパーズのようではないか。


さっそくインスタントコーヒーと羊羹をあわせてみると……お、美味しい……。自分で豆からいれたコーヒーよりよっぽど美味しい。

そして、羊羹の濃厚な甘さとオレンジの甘酸っぱい香りが、コーヒーのほどよい酸味と合う〜〜〜。


家がいきなりおしゃれなカフェみたいになってしまった。

羊羹とコーヒーをあわせるという上級おしゃれ気分にお金を払った気がする。



・お得、とは言い難いが……

ぶっちゃけ、ブルーボトルコーヒーの福袋は巾着袋がつく程度なので、ファンの人以外にとっては「お得」とは言い難いとは思う。

でもまあ、必要かどうかわからないものが入った福袋に5000円出すよりも、3000円でこれくらいでいいのかもしれない……と思った。


まあ、個人的には、お値段がお得じゃなかったとしても、その福袋限定のコーヒーとかフードが入ってたらもっと嬉しいけど……!

去年はブルーボトルコーヒーの公式サイトでも年末〜年明けに福袋の販売をしていたので、2024年こそおしゃれになりたい人はチェックすべし。


参考リンク:ブルーボトルコーヒー
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.