サブスクリプショォォォオオンッッ! みんなサブってるか? 久しぶりだな。サブスクにとても興味がある男、サブスクマンだ!! 久々の登場で俺も俺自身のキャラをだいぶ忘れかけているが、とりあえず勢いで駆け抜けてみたい。サブスクリプショォォォオオンッッ!!
今回、初月だけサブってみるのは、株式会社ロスゼロが販売する日本初の食品ロスサブスク「ロスゼロ不定期便」だ。主役は様々な理由で行き先を失った “食品ロス予備軍” たち。食べるだけで社会貢献できる画期的なサービスである!
・食品ロスのサブスク
「ロスゼロ不定期便」は、税込5000円(送料込み)で回数のしばりはなし。約2カ月に一度のペースで届くという。もちろん中身はランダム。いつ何が、どれだけ発生するか分からないという食品ロスの特性上、届くタイミングも前後するそうだ。
ロスゼロは令和5年度の食品ロス削減推進表彰で審査委員会委員長賞を受賞しており、環境省と消費者庁のサイトでも紹介されている。なんでもサブスク1回分で約4~5kgの食品ロス削減と、18.13kgのCO2削減になるんだとか。スゴいな! 気になる中身が……
こちらだ!!
・サブスクの中身
段ボールの中から出てきたのは、いい意味でまったく統一感のない多種多様な食料の山。この光景、な~んか既視感あるぜぇ……。そう、当サイトが毎年親の仇のように買いまくっている福袋の雰囲気に近いのである。
入っていた商品をサブっとリスト化してみたので、以下をご覧あれ。
・栗釜めしの素
・かきたね ×3
・和菓子屋のあんみつ ×2
・マッコイティー レモン&ジンジャー
・オートミールクリームリゾット
・涼々ゼリー詰合わせ
・海鮮和風ジュレ 3種セット
・夕張メロンゼリー ×2
・クリスピーバターラスク ×2
・アーモンドロカ ミニパック
・冨貴のつゆ ごま味噌豆乳
・黒豆甘納豆(こわれ)
・インドネシアのチョコ(商品名不明)
・たまごスープ ×5
・あおさ汁 ×3
・日本茶ハーブティー ×5
・ハロウィンファンボックス
※中身は異なる可能性があります。
・早めに消費すべし
その圧倒的な物量でつい忘れてしまいそうになるが、これらはすべて “食品ロス予備軍” の商品である。「ロスゼロ不定期便」には賞味期限切れの食品は入っていないとのことだが、基本的にどれも期限が近いので注意が必要だ。
今回、もっとも期限が迫っていたのが『冨貴のつゆ』で、12月7日の到着に対し、リミットは年内12月29日だった。まあこの時期は毎日鍋でも余裕だからな。きっとすぐ消費できるだろう。ほとんどの商品は来年1月あたりが期限となっている。
この段ボールに入っていなかったら一生出会わなかっただろうなぁ、と思う商品も多く、こういった一期一会を楽しむ感じも非常に福袋的だ。
ちなみにこれらの商品、参考価格は合計で約9000円~10000円らしいぞ。賞味期限が近い代わりに、それがほぼ半額の5000円で手に入る……というのが「ロスゼロ不定期便」最大のメリットと言えるだろう。
まあぶっちゃけ「これはいらんな」と思うものも当然あるんだけど、自分が消費することで食品ロスが減り、CO2も削減できるんだと考えれば悪い気はしない。
お買い得感と福袋的なワクワク感。そして、社会問題解決に微力ながら貢献しているという実感を同時に得られる画期的なサブスクではないか。
・唯一の謎
ただ一点、少し気になることもあった。サイトには「初回限定シークレットプレゼント付き」と書いてあったのだが……結局どれがそのシークレットプレゼントだったのかよく分からないのだ。シークレットすぎるだろ。
俺の予想だと……
たぶんこの箱かなぁ。
クリスマスまで2週間を切ったっていうのに、いまだにハロウィンとか言ってんのお前だけだぞ。「どんなおかしがでるかな?」じゃないんだよ。お前は出てくるタイミングを間違えてるんだよ。さっさと成仏しろと言いたい。
こういう不憫なアイテムたちを救済するためにも、「ロスゼロ不定期便」のような食品ロスサブスクは必要不可欠だと思われる。おいしく、楽しく、お得に社会貢献したい人は、ぜひ一度試してみてほしい。
というワケで今回はここまで! また次のサブスクで会おう。サブスクリプショォォォオオンッッ!!
参考リンク:ロスゼロ「ロスゼロ不定期便」、環境省、消費者庁
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.