最近話題のゲーム「8番出口」をご存じだろうか? 無限に続く地下通路から脱出する、短編ホラーゲームである。このゲームを、当編集部でも屈指の怖がりの2人、羽鳥と原田に挑んでもらうことにした。はたして、2人は無事に脱出できるのだろうか? そして緊迫した雰囲気に、2人は耐えることはできるか?

・無限に続く地下通路

これは2023年11月29日より、ゲームプラットフォーム「STEAM」で配信開始された作品だ。ゲームの説明には次のようにある。


「あなたは無限に続く地下通路に閉じ込められている。 周囲をよく観察し、「8番出口」まで辿り着こう。 」


延々とループし続ける地下通路から脱出するには、異変を見つけなければいけない。「何かが違う」と思ったら来た道を引き返し、さらなら異変に気づいたらまた引き返す。行きつ戻りつして出口を目指す。プレイしたユーザーの評価は「非常に好評」となっている。


・5パターンのエンドを確認

怖がり2人の挑戦に先立って、私(佐藤)もプレイしてみたのだが、シンプルで面白い。2度、3度と繰り返し遊んでみて、その度ごとに遭遇する異なる仕掛けに驚かされる。

地下通路という無機質な空間に漂う緊張感にドキドキしてしまう。そして「あの角を曲がった先に、何が待ってる!?」、期待と不安の入り混じったワクワク感が楽しい。

その昔、ブラウザの脱出ゲームにハマっていたことがあるので、この手の脱出ゲームは大好きだ。なお、私は5パターンのエンディングに遭遇した。あいにくちゃんとゴールにはたどり着けていないのだが……。



・怖がり原田が挑戦

ではさっそく、怖がり代表、原田たかしに挑んでもらおう。


原田は、おそらく編集部で1番の怖がりだ。プレイ前から緊張した様子。


原田「僕、こういうのダメなんすよね。デカい音出ます? 人が飛び出したりしてきます? 突然襲われたりしないですよね? 大丈夫かな……」


いよいよプレイ開始!


原田「わ、すごいリアルですね。歩く自分の足音がすでに怖い……」


~ プレイ開始から5分経過 ~


原田「イヤだな~。前に進むのがイヤです。何か飛び出してくるんじゃないかと思うと、進めない……」


~ プレイ開始から10分経過 ~


原田「異変? これ何か変わってますかね。壁のポスターが変わったかな? わかんない……、とりあえず引き返してみます……」


~ プレイ開始から15分経過 ~


原田「あれ? もしかして階段? 出口かな? やった出口だ!」


……ということで、卒倒したり絶叫することもなく、あっさりと階段にたどり着いた。が、その出口は8番ではなかった……。



・リアクション王 羽鳥が挑戦

続いては、編集部のリアクション王・羽鳥だ。本人は「バイオハザードとか本当にダメ」と言っている。緊張感にたえかねて気絶したりしないだろうか? なんとか正気で出口にたどり着くことを願う。


羽鳥「これ、映像がキレイだね。とりあえず進めばいいの?」


~ プレイ開始から5分経過 ~


羽鳥「あれ? これ、おじさんについて行けばいいの? 違うの? とりあえず来た道戻るわ」


~ プレイ開始から10分経過 ~


羽鳥「あれ? おじさんいなくなった。何にも異変はないよね? どっちに進んでんの? ずっとグルグルしてるだけ?」


~ プレイ開始から15分経過 ~


羽鳥「あ! 階段!? 出口じゃないの、コレ。もしかして終わり?」


と、怖がる間もなく終わってしまった。残念ながら、8番ではないけど、とにかく階段に到達してしまった。

どうやら2人は、異変を素通りした挙句になんなく出口にたどり着いてしまったようである。怖さを煽る演出がいくつもあったというのに、それらを華麗にスルーしてしまった。もっと驚くことに期待したのに~



プレイした感想を尋ねると……。


原田かなり怖くて手汗がヤバかった。ビビりなのですんなり出口に到達したのはホッとしたが、いろんな演出を見たいという気持ちが人気になるのも分かる気がした。それにしても映像がキレイ。そっちにもビビった


羽鳥「ものすごく洞察力が必要なゲームだな?と思った。ほんのわずかな変化に気づける人でないと難しいかも? オレ、昔から普通にRPGもクリアできないくらい洞察力も記憶力も無い “ガンガンいこうぜ” な特攻野郎だから、なんだかよくわからないうちに出口に到達してた(笑) もっと楽しみたかった。くやしい!


2人と同じく、異変に気づかない人も多いらしい。ささいな異変は見落としがちなので、焦らずにゆっくり前進して頂きたい。そして真の8番出口を目指してくれ! いつか私も8番出口に到達するぞ~!!


参考リンク:STEAM「8番出口
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:STEAM