すごく個人的な話で恐縮だが、つい先日誕生日を迎えた。と同時に風邪をひいてしまい、今も少々しんどいのだが、俺たちの「かつや」が新商品を発売したとあっては駆け付けないワケにはいかない。

本日2023年11月17日より期間限定で販売開始となった『タレカツ丼』。実は私(あひるねこ)、限定メニューの中ではタレカツがトップクラスに好きなのだ。「かつや」から私へのバースデー揚げ物と思って、ありがたくイーティングしたい。

・かつや新商品

タレカツは今年4月にも登場しているが、その時は「うま煮」との合い盛りだった。単体メニューとして発売されるのは、なんと2020年3月以来、約3年半ぶりである。我々 “かつや者” にとって今日は祭りと言ってもいいだろう。

丼は税込869円、定食は税込979円となっており、それぞれテイクアウトも可能。ではでは久方ぶりに『タレカツ丼』とのご対面~~~~~


うわ茶色ッ!!!!!

・単色すぎる

「かつや」のメニューは大抵のものが茶色いが、コイツはちょっと度を越えて茶色である。食後に撮影した画像のフォルダを開いてみると、もはや何がなんだか。色彩バグってんのかこれ。


詳しく見ていこう。まずエビが2本に……


おなじみ、ささみが2枚。さらにその下には……


ヒレまで控えているという状態だ。



従来の『タレカツ丼』の弱点として味の単調さが挙げられると思うが、調味料等ではなく、揚げる食材そのものを変えることで “味変” させるという、あまりにも強引なパワープレイには脱帽である。さすが俺たちの「かつや」。

丼(フィールド)上は各タレカツが密集していて足の踏み場もない。よって上から順番に片付けていく必要があるだろう。まずはエビを1本パクッ。甘めの醤油ダレと、ややしんなりした衣の相性は相変わらず抜群だ。しかし次の瞬間……


華奢な女子のスニーカーくらいあるカツが出てきた。

・安定のデカさ

「かつや」のささみカツを見るたび、私は「華奢な女子のスニーカーくらいあるな……」と思うのだが、やはり今回も華奢な女子のスニーカーくらいあって笑う。もちろんウマいけど、アラフォーにはもうこれ1枚で十分だぞ。

なんとかエビ、ささみを1体ずつ仕留めた私。ところが丼を見ると、今からスタートですみたいな顔をしているではないか。何も解決してねぇ!

仕方がないので再びエビを1本パクッ。すると、またしても出てくる華奢な女子のスニーカー。律儀に一足分揚げるなと言いたい。この時点でかなりお腹は満たされたが……いや、そういえばまだ残っていた。ヒレである。デザートにヒレカツて! 恐竜か私は!!



・詐欺に近い

「かつや」は今回の『タレカツ丼』について、2023年最高のボリューム感と述べている。ささみ、エビ、ヒレと聞くと何だかヘルシーに思えてくるが、その中身はヘルシーというよりも “Hell Sea(地獄の海)”。危なく私は丼の中で溺死しかけた。

だが本当にヤバイのは、この壮絶な新メニューに対し、ただシンプルに『タレカツ丼』と名付ける「かつや」のセンスであることは間違いないだろう。極めて悪質というか、ある種の商品名詐欺と言っても過言ではない。一刻も早い改名をお願いしたいところだ。

それにしても、まさか風邪で弱っている時に、こんな隕石みたいにヘビーな丼を食べさせられるとは……。なんとも手荒い誕プレであった。皆さんは体調が万全の時に食べるようにしてくださいね。ではまた。

参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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