寒くなってきたこの時期、家猫界隈ではとある問題が浮上する。それが「抜け毛ヤバいんだけど」問題である。猫ちゃんは来る冬に備えて、ふさふさの毛に生え変わる換毛期を迎えるのだ。
そんな換毛期に入った猫ちゃんのお手入れで重要なのが日々の「ブラッシング」である。
・従来の猫毛取り
猫ちゃんと暮らしている家庭なら、1家に1つはあるであろうものが「ブラシ型」の猫毛取り。お値段は500円〜1000円前後で購入できるものがほとんど。コイツでせっせとブラッシングを行い、抜け毛被害を最小限に抑え込むのだ。
まぁ、形状的に小回りが利かない点と、取れた毛の処理が面倒な点を除けば「こんなもんだろう」という使用感である。
・ルーキーの出現
そして、そんな従来のブラシ型をあざ笑うかのような人気ぶりを見せているのが、こちらの「グローブ型」である。
Amazonの犬猫抜け毛クリーナーでベストセラーに選ばれているDELAMUのペットブラシ、お値段1999円。手のひらには225本ものシリコン突起がついている。
・どっちの方が毛が取れる?
グローブ型の実力を測るためにブラシ先輩との勝負を敢行してみた。【制限時間30秒でどちらの方がより多くの毛が取れるか】というシンプルなものである。
猫ちゃんを用意したら準備完了。
先手はブラシ先輩。きっちり30秒間、タイマーで計測していく。
\シャッシャッシャッ/
ブラシが硬いのかへっぴり腰な猫氏……
そして取り終わった毛の処理までがマスト。細いブラシに毛が絡まるこの作業が地味にストレスである。結果は後ほど。
続いてルーキーの登場。グローブはフリーサイズだが手首のマジックテープで調節できるので、ブラッシング途中で取れる心配はなさそうだ。
しかも、装着してみてわかったのが、全体にものすごく柔らかく、しなやかであること。
これなら毛をとかすというより、普通に撫でている感覚でブラッシングができるじゃないか。早速30秒間のブラッシングを開始!
面積が広いから一気にブラッシングができてすごく快適。猫ちゃんもへっぴり腰になることなくゴロゴロと好反応。ブラシ型だったら絶対に嫌がるお腹周りの毛も、柔らかなシリコン素材のおかげでササッと完了。
加えて、個人的に高得点だったのは取れた毛の処理が楽だったこと。シリコンの隙間に入り込んだ毛も、するりと簡単に取れて優秀だった!
・結果発表
初手から使いやすさに大きな差を感じる勝負となったが、実際に取れた毛の量も歴然でグローブが圧勝!! とにかくブラッシングできる範囲の広さや、柔軟性が格差を生む結果となった。
ブラッシンググッズでここまで顕著に差が出るとは驚き……と思ったのだが、当サイトで何度かお伝えしているサクラチェッカーで同商品を調べたらなんと「サクラ度99%」だったからさらに驚いた。なんてこった!
さすがベストセラー1位だと思ったのに……サクラチェッカーがサクラだと言うならそうなのだろう。とはいえ、せっかく買って使えたのだ。我が家では積極的に使っていきたい。
参考リンク:Amazon、サクラチェッカー
執筆:こいずみゆか
Photo:RocketNews24.