2023年10月17日。この日、丸亀製麺は複数の新商品の販売を開始した。絶好調の「丸亀シェイクうどん」も含めると、新商品は実に5種類! おそらくその中で最もノーマークなのが『山菜うどん』であろう。

ぶっちゃけた話、私(サンジュン)のピントは「焼きたて牛すき釜玉うどん」と「うま辛まぜ釜玉うどん」に合っていた……のだが。今なら心から言える、「1番とんでもないのは山菜うどんである」と──。

・好きです、山菜

誰も叱ったりしないので、素直にお答えいただきたい。あなたは丸亀製麺で「焼きたて牛すき釜玉うどん」「うま辛まぜ釜玉うどん」「山菜うどん」の中でどれを食べたいだろうか? きっと山菜うどんを選ぶ人は少数派であるハズだ。

別に山菜うどんが悪いワケではない、ただいかんせん地味なのである。私自身も立ち食いそばなどでは山菜そばをよく注文するのだが、華々しさ全開の「焼きたて牛すき釜玉うどん」と「うま辛まぜ釜玉うどん」前では、やや見劣りしてしまう。

……が、レギュラーメニューにあってもおかしくない『山菜うどん』を、今このタイミングで発売するのには何か理由があるハズ。本当は「焼きたて牛すき釜玉うどん」を食べたかったところをグッと我慢して山菜うどんの並盛り(590円)をオーダーした。

・盛り付け方が異常

そしてかけうどんに山菜を盛り付けている様子を見て驚かざるを得なかったよね……。なぜなら店員さんが「え! そんなに!?」ってくらい山菜を豪快に盛り付けていたからだ。

立ち食いそばなどで食べる山菜そばに入っている山菜の量は、ぶっちゃけトッピング程度。まるで「山菜はこれくらいの量が粋なんでございますよ」と言わんばかりのお上品な量である。

一方で、丸亀製麺の山菜うどんは「その調子で盛り付けたら山から山菜が無くなっちゃう!」くらいのレベルで山菜がドッサリ!! 正直な話「あの店員さんが豪快すぎただけだったのでは?」と、今でもちょっぴり思っている。

・終わらない山菜

もはやあたり前すぎるため、丸亀のうどんのウマさについては割愛するが、とにかく山菜うどんは山菜が終わらねえ! 食えども食えども山菜が出てきやがる!!


うどん。


山菜。


またSANSAI。


うどんが足りねぇぇぇえええ!!!!


いまだかつて、麺を先に食べ終わってしまう山菜うどん(山菜そば)がこの世にあっただろうか? ぜんまいが何本か生き残ってるとかじゃねえ! うどんが無くなっても、まだ山菜が果てしなく余っているのである!!

・あさりうどんイズム

これはまるで「この世界からあさりが無くなってしまう……」と心配せざるを得ない「あさりうどん」と同じではないか。というか、マジで山から山菜が消えるだろ、コレ。ははーん、だから期間限定メニューってことなんだな?

ぜんまいやわらび、タケノコのコリコリ & キュッキュとした歯触りが良好で、山菜好きにはたまらない丸亀製麵の山菜うどん。思わぬ伏兵ではあるものの、私自身はこんなに山菜が入った山菜うどんは初めてであった。山菜好きの方は、マジで1回食べてみて欲しい。逆に心配になるから。

参考リンク:丸亀製麺
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.