ジャンボ! 「ケニア、男、ひとりめし」といえばポテトでキマリだよな。
ということでポテト大好きっ子のオレ・チャオスが今回行ってみたのは、『シカゴフライ(Chicago fries)』と呼ばれるポテト屋さん。
なんとこの店、席が4つしかないゲキ狭(せま)な店で、当然スタッフさん(女将さん)もワンオペ体制。なぜなら厨房にも1人しか入れないから。その狭さ、何を調理しているのかも見えないほどだ。
ところがこの店、予想外にナイスだった。まず入店すると……
無料のWi-Fiがあることを案内してくれた。自由に使って、自分のスマホでインターネットを楽しんでいいよ、と。
「ではお願いします」と言うとパスワードを教えてくれたが、実はオレ、Wi-Fiの使い方がよくわかっていなくて。
そしたら狭い厨房から女将さんがニョキッと出てきて、パスワードを入力するのを手伝ってくれた。なんて親切なんだ……。
もちろん注文したのはポテト。価格は120kes(約120円)と、安くもなく高くもなく、絶妙に刻まれたナイスな価格。
店長さんが調理中、オレは無料でインターネットを楽しんだ。それと同時に、女将さんにポテトのあれこれを聞いてみた。
女将「うちはね、注文が来てから揚げるみたいなことはしないの。あらかじめ揚げておいて、それを電源OFFのホットショーケースの中に入れておく。
注文が来ても、そのままは出さない。なぜならホットショーケースの中に入れておくと、ポテトがベチョベチョ、柔らかくなるから。
なのでウチはね、ホットショーケースの中のポテトを、フライパンで少し温め、水分を飛ばすのね。カリカリにするわけ。
揚げちゃうと油でギトギトになるから、フライパンで少し温めるのが一番おいしく食べられる方法だと気づいたのよ」
──ものすごく研究している。予想外にガチ。そんなこんなでやってきたポテトは……
うまそう!
そして食べてみると……
ホックホクに熱くて、カリッカリ! いい香りもするし、最高に美味しいよコレ!!
女将「ウチにポテトを買いに来る人は、ほとんどがテイクアウトだね。まぁ、ウチ、見ての通り狭いから(笑)。多くのお客さんが座ってポテトを楽しむスペースがないからね。でも、味自慢でやってるよ」
──自信満々で語る女将。それを裏付ける味とクオリティ、そしてホスピタリティがこの店にはあった。
もちろん食後、腹を壊すこともなかった。
久々にいい店を見つけてしまった。シカゴフライ、覚えておこう。クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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