皆さんはご存じだろうか? グミキャンディの元祖「ハリボー」は1922年に誕生し、100年の歴史を持つ。現在10カ国に工場を持ち、100カ国以上で販売しているという。グミはすでに1世紀も前から販売しているのだ。現在、コンビニやスーパーにもたくさんの種類が販売しているのは皆さんご承知の通り。
にも関わらず、私(佐藤)はほとんどグミを食べたことがない!! そこで! グミ素人の私が独断と偏見で購入してきた12の商品から、もっとも美味しいモノを選びたいと思う。本当にウマいのはどれだ!?
・12商品で1番美味いのは?
グミ商品が増え始めたのは、いつの頃からだろうか? 私は7~8年前頃から続々と登場し始めたと記憶しているが、その起源は冒頭でお伝えした通りハリボーと言われている。
日本では1980年に、明治の「コーラアップ」が最初のグミキャンディーとして登場した。私も小学校の頃に駄菓子屋で購入した覚えがある。ちなみにコーラアップは2010年にハードタイプに規格変更し、デザインを変えて今でも販売している。
さて、グミにあまり関心のない私は、最寄りの店舗を訪ねてテキトーに12品を購入してきた。順次紹介していこう。まずは以下の5品。
ハリボー ゴールデンベア 税込192円
ブルボン しゃりもにグミ 税込138円
明治 果汁グミ ぶどう 税込127円
UHA味覚糖 コグミ 税込159円
カンロ ピュレグミ レモン 税込149円
■ハリボー『ゴールデンベア』
世界最大級のグミキャンディメーカー「ハリボー」のゴールデンベア。ネオンカラーを思わせる色彩にケミカルな印象を受けるが、実は「合成着色料不使用」である。
果実味が強く歯ざわりもしっかりとしている。初めて食べるけど、想像よりもずっと硬くて食べ応えがあることに驚いた。
■ブルボン『しゃりもにグミ』
「しゃりっともにもに食感ウェーブ!」と説明のある、特徴的な名前の商品。ブルボンがグミを作っているとは知らなかった! 乳原料不使用ながらしっかりとヨーグルトを感じさせる味。
食べた印象は餅っぽいかも? 和菓子っぽくもあるかな。表面のパウダーのシャリシャリ感と、生地の柔らかな歯ざわりのコントラストが面白い。
■明治『果汁グミ ぶどう』
コーラアップと同じく明治のヒット商品のひとつ。私の思う「グミの食感」に1番近い気がする。弾力がありながら、軽くかみ切れる感触が心地よい。また、濃縮果汁によって強い果実味を感じることも魅力のひとつかも。
■UHA味覚糖『コグミ』
今回購入した商品の中で、もっとも小粒なグミ。小粒ながら果汁感が強く、1袋あたりの重量に対して生果汁は100パーセントに相当するのだとか。柔らかい噛み心地でスナック菓子感覚で食べられる。
■カンロ『ピュレグミ レモン』
カンロのピュレグミは、甘酸っぱさが売りの人気シリーズで、酸味を演出するために表面に「すっぱいパウダー」をまぶしてあるのが特徴だ。レモンは濃縮果汁とレモンペーストを使用しており、とても酸味が強いタイプ。疲れた時に食べると、とても癒されそうだ。
次の5品はこちら。
UHA味覚糖 コロロ グレープ 税込138円
ブルボン フェットチーネグミ コーラ 税込105円
不二家 ガツン、とみかんグミ 税込159円
旺旺(ワンワン)ジャパン 甘栗グミ 税込159円
カンロ マロッシュ ヨーグルトソーダ 税込170円
■UHA味覚糖『コロロ グレープ』
まず、袋を開けた瞬間の香りの強さに驚いた。そして食べると、本物のぶどうを食べているような「皮」の食感! ナニコレ! 目隠しして食べたら、ほんとにぶどうと間違えてしまいそう! 果実じゃないのに、このジューシーさは本当にスゴイぞ!
■ブルボン フェットチーネグミ コーラ
購入した商品のなかでもっとも安かったのがコレ。フェットチーネパスタを模した、独特な形が特徴の商品。「アルデンテな噛みごこち」と記載してあるけど、それよりはちょっと柔らかいかも。レモン・ライム・しょうが・シナモンを組み合わせて、うまくコーラテイストを再現している。
■不二家『ガツン、とみかんグミ』
不二家もグミを出していたとは知らなかった。赤城乳業の同名のアイスをグミにした一品で、形まで再現している。箸でつまむんだ感触は硬いけど、食べると柔らか。グミ自体に粘りはなく、サクサクとした食べ応え。さっぱりとした後味がアイスを想起させる。
■甘栗グミ
この商品は日本のメーカーのものだろうと思ったら、中国原産の輸入商品だった。甘栗のような形状で、栗の香りがしっかりしている。ハード系グミで、食感もかなり実物甘栗に近い。よくできた商品である。
■カンロ『マロッシュ ヨーグルトソーダ』
グミ商品の棚に並んでいたので、てっきりこれもグミだろうと思ったら、商品の名称は「マシュマロ」だった……。もはや、どれがグミでどれがグミじゃないのかわからない。食べてみるまでマシュマロと気づかなかったよ。すみません……。
最後にこの2つ、いずれもハード系のグミである。
明治 コーラアップ 税込231円
カバヤ タフグミ 税込213円
■明治『コーラアップ』
私が人生で初めて食べたグミキャンディの現代版。香りは完全に当時のものと同じ。袋を開けた瞬間に、小学生の頃の記憶が蘇った。だが、味は違うかな。昔のコーラアップはフニャフニャだったけど、これはやや硬い。とはいえ、現在のグミブームの始祖、日本のグミはここから始まったといっても過言ではない。
■カバヤ『タフグミ』
今回唯一のカバヤ商品。「高弾力」とうたっているだけあって、噛み応えバツグン! 他の商品が軟弱に思えるほど、硬派な一品である。コーラ・エナジードリンク・ソーダの3つの味が楽しめるけど、個人的にはコーラだけでまとめてもらってもいい。この噛み心地の強さは好きだな。
・1番はコロロ
グミ素人の私が12品を食べ比べた結果、もっとも美味しいと感じたのは、コロロでした! かねてから噂は聞いていたけど、果実感の再現度はハンパない!! 過去に「白ワインに漬け込むとウマい」とか「ヨーグルトに漬け込むとウマい」と言われていたが、食べてみてその理由がわかった気がする。これは、果物の代用としてイケる!
これらのほかにも、美味しいグミはたくさんあるはず。「こっちの方がウマいぞ」というのがあれば、こっそり私に教えて頂きたい。お待ちしています!
参考リンク:ハリボー、コーラアップ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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