それはあまりにも唐突な滅びだった。6600万年前にユカタン半島に落下した隕石も大規模な絶滅を引き起こしたそうだが、それとてあの青い鳥を襲ったものほど素早くは無かったろう。
トップがイーロン・マスク氏にすげかわった旧Twitter。ビジュアル面はそのまま行くのかと思いきや、ある日急におなじみの青い鳥は滅ぼされ、全て黒い「X」になってしまった。
もうあの鳥を見る日は来ない……誰もがそう思っていた。が、なんとあの鳥がまだバリバリに現役で生き残っていることが発覚! お前、そんなところに……!!
・生存
さっそくご覧に入れよう。これが、私が生存を確認した青い鳥だ。
変なインチキとか画像の加工とかでは無い。マジでオフィシャルにPC版のXのスクショだ。青い鳥は、確かにX内部で生き残っているのだ。
スマホ版(Android)でも同様だ。
どちらも、2023年9月29日の22時頃に撮影したスクショである。間違いなく、あの愛すべき青い鳥はここにいる……!
・生息地
いったいどこにいるのか? 生息地をむやみに明かすことは真の絶滅に繋がりかねない行為。これがリアル生物だったら私も絶対に秘匿するが、青い鳥はまあイラストなのでね。
そこを隠したままだと、適当なデタラメを吐いていると糞リプラッシュが来ると思うので、詳しく全てを明かしておこう。端的に言えば、これはX(Twitter)のファビコンだ。
人によっては知らない言葉だろう。簡単に解説すると、ブラウザで何らかのWebサイトを開いた際に、ウィンドウなりタブの左端に表示される、そのWebサイト特有のアイコンのようなものだ。
当サイトの場合は、ロゴのロケットのイラストがそれに該当する。これは設定したら、スマホもPCも関係なく表示されるものだ。
なるほど? つまりXをPCで開けば、青い鳥のままのファビコンが……
PCにも……
スマホにも……
無いですね?
はい。まあそう焦るな。青い鳥の生息地……それは、Xに投稿されたメディアを別タブで開いた時にだけ出てくるファビコンだ!
アプリ版はちょっとわからないので、まずはPCのブラウザ版から。とりあえず任意のXに投稿済みの画像だけを右クリックして別のタブで開いてみて欲しい。
「リンクを別のタブで開く」のではなく、「画像を別のタブで開く」的なヤツを選んでくれ。すると、その画像を開いたタブのファビコンに青い鳥が生き残っているのだ!!
スマホも同様だ。画像のURLをコピーしてスマホのブラウザで開き、タブ一覧が表示されるようなモードにすれば、青い鳥の生存を確認できる。ついさっき偶然画像をブラウザで開いて気付き、いつ駆除されるやもしれんと急いで記事にした次第だ。
青い鳥愛好家のアカウントではなく、今回は全て青い鳥を滅ぼしたイーロン本人のアカウントに投稿された画像でデモンストレーションしている。イーロンも恐らく気付いていないのではないか。
Twitterの青い鳥は、X内で生存中!!!
参考リンク:X @elonmusk
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
ScreenShots:X
▼生存の記録を動画でも残しておいた。いつまでこの鳥は生き残れるのか。