高めの親子丼でたまに卵黄が乗っているヤツがある。大体、1000円前後かそれ以上する高級親子丼に乗ってるんだけど、ただでさえ卵とじがアタマである親子丼にさらに卵黄が乗るあの魔力。考えた人は凄いと思う。

一度で良いから価格気にせず食べてみてえなあ。そう思いながら、今日も吉野家の親子丼を食べていたところ、サイドメニューを見ていてふと思った。あれ……? ひょっとして吉野家でできるんじゃね

・吉野家のトッピング

鶏のジューシーさと卵のまろやかさがケミストリーを起こす親子丼。安いものの場合、乾いたアタマがご飯に乗ってるだけだったりいまいちな場合もあるけど吉野家の親子丼は良い。並盛税込547円なのにちゃんと割下と卵がトロトロとご飯に絡む。この一体感こそ親子丼の真骨頂だと思う。


親子丼とはトロけることと見つけたり。ゆえに、卵黄乗せなんて憧れ中の憧れだったわけだが、吉野家のメニューを見ていたところ気づいてしまった。そうだ、吉野家には……

生卵(税込96円)があったではないか


吉野家のトッピングは牛丼にするものという脳になっていたため考えたこともなかったが、これ別に親子丼にトッピングしてもいいんだよな? そこで注文してみたところ、当たり前だが普通に運ばれてきた。ちなみに、注文した親子丼は大盛(税込734円)。

・吉野家のシヴァ

吉野家はエッグセパレーターを借りることができるので、親子丼に卵黄だけを乗せてみたところ、見た目のゴージャスさが爆上がりする。卵の使い方が富豪だ。さっそく食べてみたところ……



卵とじとご飯の隙間をトロける卵黄が埋めていく。これぞ三位一体。吉野家のシヴァがここに爆誕した。完全に1000円クラスの味である。

・牛丼にトッピングしてる場合じゃない

だが、これは大盛830円だ。並盛だったらなんと643円だ。トッピングとしては割と普通の内容なのだが、吉野家だと思いつきにくいこの組み合わせ。やったことがない人はぜひ試してみて欲しい。

これを発見したことにより親子丼信者になった私。もはや牛丼食ってる場合じゃない。吉野家において生卵最強の相方は親子丼。親子丼しか勝たん。なお、異論は認める。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.