元気ですかーーー! 元気があれば何でもできる。元気があれば はま寿司にも行ける。そして1000円あれば はま寿司で大満足できる!! シリーズ『最高な1000円の使い方』の第9回は、人気回転寿司チェーン店「はま寿司」が登場だ。

以前お届けした「スシロー編」では各々の個性が炸裂していたが、果たして「はま寿司編」はどのような展開に? 意地とプライドを賭けた「最高の1000円の使い方 はま寿司篇」を以下で見届けていただきたい。

・1000円を使い倒せ

まずは本企画の概要を説明しておこう。『最高な1000円の使い方』はその名の通り、最も有効的な1000円の使い方を模索する企画である。1001円になったら即失格! ちなみに あひるねこは今回まんまと1001円になり2回はま寿司に行ってました。

さて、はま寿司編の参加者は10名で、各自がホームページとにらめっこし「最高のオーダーを組んだ」と自負している。勝敗は読者投票で決まるため「どれだけ多くの人に刺さるか?」が勝負のポイントだ。最下位だと本当にやる気なくなるよね。

で、はま寿司編は「回転寿司の自由度の高さ」がよく表れていると言えるハズ。その中でも被りがあったり無かったり……。各ライターたちが全力でプレゼンする「はま寿司で最高な1000円の使い方」以下の通りである!


・佐藤英典「三貫集中セット」

まぐろ三種盛り: 187円
いか三種盛り: 187円
えび三種盛り: 187円
とろネバ三種盛り: 187円
サラダ軍艦三種盛り: 187円 …… 合計 935円


「あまりはま寿司に行く機会がないので、ぶっちゃけメニューを全然知らない。とりあえず、数を食えることを優先してデッキを組んだら、全部三種盛りになった。1000円で15貫、意外と充実のラインナップになったと満足している。ぜひ参考にして頂きたい」

コスパ的には王道とも言える “三種盛り” で勝負に出た佐藤。確かに1000円でこのボリュームはなかなかの破壊力である。はま寿司へのこだわりの無さが、逆に吉と出るのだろうか?


・原田たかし「コスパの三種盛り & はま寿司のウマいもんセット」

まぐろ三種盛り: 165円
サーモン三種盛り: 165円
いか三種盛り: 165円
えび三種盛り: 165円
炙りとろサーモンチーズ: 110円
カリカリポテト: 220円 …… 合計 990円


「まずは165円で3貫を食べられる三種盛りで攻めてコスパを確保。そしてはま寿司のウマいもんどころからカリカリポテト、それから炙りとろサーモンチーズをチョイスした。

カリカリポテトがウマいのは言うまでもなく、個人的に炙りとろサーモンチーズが激推し。これで990円と1000円以内ながらお腹いっぱい。幸せになれるのでぜひ試していただきたい」

三種盛り攻めは佐藤と丸被り……かと思いきや、ポテトやサーモンチーズで何とか変化を付けてきた原田のオーダー。意外にもポテトを注文したのは原田だけだったので、ポテト層の票を集めたいところだ。


・砂子間正貫「コスパの三種盛りからの危機回避セット」

まぐろ三種盛り: 165円
サーモン三種盛り: 165円
とろネバ三種盛り: 165円
いか三種盛り: 165円
サラダ軍艦三種盛り: 165円
まぐろレアステーキつつみ: 165円 …… 合計 990円


「ひと通りメニューを眺めた結果、コスパの高い三種盛りで攻める作戦に決定……したのだが「絶対に誰かとかぶる」と思い、急きょ「えび三種盛り」の注文を回避し、特別感のある「まぐろレアステーキつつみ」を頼むことにした。

結果的に全体が華やかになったし、おそらく誰とも注文内容はかぶっていないだろう。もしメンバー内に三種盛りだけを頼む男がいたら「あなたのおかげで最高のメニューに出会いました」と伝えてあげたい。ありがとう」

3人目の “3種盛り被り” キターーー! ……と見せかけて、なんとか「まぐろレアステーキつつみ」で丸被りを回避。本人は否定しているが、それでも十分に3種盛り攻めのような気もするが……?


・中澤星児「漢の鯖セット」

さばの押し寿司: 121円
しめさば: 121円
炙りしめさば: 121円
北海道噴火湾水揚げしめさば: 187円
まぐろ三種盛り: 187円
えび三種盛り: 187円 …… 合計 924円


「大阪人である私(中澤)はバッテラが大好き。バッテラとは鯖の押し寿司に白板昆布が乗ったもの。この白板昆布が重要で醤油をかけた時の鯖とのコンビネーションが最高なのだが、4大回転寿司チェーンで白板昆布の乗った鯖の押し寿司があるのははま寿司だけ。

さらに、はま寿司にはあと3種類の鯖がある。というわけで、鯖全部行く。漢なら鯖のように大海を泳ぎ回りたいものだ」

3種盛りに人気が集中する中、鯖を中心にオーダーを組んできた中澤。確かに はま寿司の鯖は安定感があるため、一定の票は取り込めるかもしれない。でもなんで「まぐろ三種盛り」と「えび三種盛り」は撮影しなかったのか?


・GO羽鳥「えび万博コーヒー付きセット」

えび: 110円
炙りえびマヨ: 110円
炙りえびチーズ: 110円
えびレアステーキ: 110円
えびアボカド: 165円
えび天: 110円
えび旨辛ネギ盛り: 165円
コーヒーゼリー: 110円 …… 合計 990円


「忘れたのか? 数ある回転寿司チェーンの中でも、「はま寿司」は “人類が考えつく海老寿司が大集合した海老万博” であることを。

それを知っていたらエビ攻めするのは当然のこと。私は生よりボイル派なので、提供されている「ボイル系えび」ほぼすべてを網羅。

ちなみに私の中で「寿司のシメはコーヒーでスッキリ」なのだが、残金わずかのため「コーヒーゼリー」でなんとかしてみた。スッキリ!」

ボイルしたえびだけで攻めて来たGO羽鳥。「ワシは……ワシはえびが好きなんじゃーーー!」と、GO仁田の叫び声が聞こえて来そうな清々しさである。最後にコーヒーゼリーをねじ込むあたりの組み立て方も見事と言えよう。


・和才雄一郎「炙りオールスターズのトロトロセット」

はま寿司の「極」炙り三昧: 715円
厳選まぐろ炙り中とろ: 165円
炙りとろ サーモンチーズ: 110円 …… 合計 990円


「最初に謝罪したい。“炙る” というチートテクを使ってしまったことに対して。正直に告白すると、私は知っていた。寿司ネタの中には、炙ると劇的に美味くなるものがあることを。なんならスーパーの安い寿司で実践して、味のレベルアップっぷりに驚いたことは何度もある。

ゆえに、炙りをメインにするのはフェアじゃないと思っていた……が! 入店すると目に入ってしまったのだ。『はま寿司の「極」炙り三昧』が。こちら、和牛・赤えび・サーモン・ホタテの炙りが700円ちょいだという。

気づくと、私は誘惑に負けていた。ついでに、炙り中トロなどを追加するという誘惑にも負けていた。いま振り返ると、私はガチになりすぎていたようだ。大いに反省している。申し訳ありませんでした」

回転寿司の大鉄板ネタ “炙り” だけでオーダーを組んだのが和才だ。誰が何と言おうと炙りネタはガチ! ややボリュームには欠けるものの、1貫ごとのクオリティの高さは他の追随を許さない……かもしれない。


・P.K.サンジュン「はま寿司のウマいネタTOP3セット」

とろびんちょうレアステーキ(121円 × 5皿): 605円
活〆まだい: 187円
いくら: 187円 …… 合計 979円


「うっかり値段の高い都市型店へと足を運んでしまったことはさておき、それでも完成度には自信を持っている。なぜならどう考えても「とろびんちょうレアステーキ」「活〆まだい」「いくら」の3種類が “はま寿司のウマいネタTOP3” だからだ。

簡単に言えば、彼らはメジャーリーガー予備軍であり、どの世界でも好成績を収めること間違いなしの逸材たち。申し訳ないが、3貫のネタに目がくらむ素人たちとは “味の満足度” が段違いだと思っている。そうだよな? はま寿司大好きっ子たち?」

ちょっと他のメンバーを叱ってやりたいほど、彼らは はま寿司を理解していない。真面目に はま寿司は「とろびんちょうレアステーキ」「活〆まだい」「いくら」の3つなのだ。むしろ はま寿司が好きならば自然とこのオーダーにならざるを得ないのである。


・Yoshio「軍艦からフォーメーションを……セット」

しめさば: 110円
福井県水揚げ漬けほたるいか: 110円
さばの押し寿司: 110円
わさびえんがわ: 110円
生しらす(日本近海産): 110円
国産真あじ軍艦: 110円
まぐろ: 110円
アカイカ: 110円
黒毛和牛軍艦: 110円…… 合計 990円


「1年間何度でも10%オフだったスペシャルクーポンまでゲットし月に数回はま寿司に足を運ぶ私からすると、コスパ良いネタは軍艦にあると思っている。

例えば、寿司のえんがわは税込162円だが、わさびえんがわ(軍艦)は110円なのだ。黒毛和牛軍艦もこの美味さで110円は安すぎる。とにかく、はま寿司に入ったら軍艦からフォーメーションを考えよう

参加者の中では最も はま寿司に通っているのがYoshioだ。それだけに狙い目はツウで “軍艦攻め” にも説得力がある。素人たちの3種盛り攻めと、ツウの軍艦攻め。どちらが読者の支持を集められるのだろうか?


・あひるねこ「はま寿司ガチ飲みセット」

麦焼酎 白水: 385円
福井県水揚げ漬けほたるいか: 110円
いか三種盛り(やりいか・真いか・大葉漬け真いか): 165円
あさりの酒蒸し: 220円
旨だし厚焼きたまご: 110円 …… 合計 990円


「スシローと比べると、はま寿司はアルコールの品揃えが充実している。とはいえ、ビールや日本酒を頼むとそれだけで500円を超えてしまう。そこで注目したいのが385円の焼酎だ。

ストレートで提供されるので(!)、自分の好みの濃さの水割りを作れるのが良い。つまみはキャンペーン商品の『漬けほたるいか』をまずはチョイス。一緒に『いか三種盛り』も頼んで “いか尽くし” にしてみた。酒が進みそうだ。

220円とは思えないボリュームの『あさりの酒蒸し』は、はまの隠れた名肴と言えるだろう。とどめの厚焼きたまごでフィニッシュ。ここまでガチ飲みして990円ってけっこうスゴくない? ぜひ一度お試しあれ」

相変わらずの酒攻めでオーダーを組んできた あひるねこ。「あさりの酒蒸し」と「旨だし厚焼きたまご」は、はま寿司とか関係なくガチで酒の肴である。今回も酒層の票を確実に押さえられるのか?


・御花畑マリコ「和風カフェはま寿司」

ひんやり焼き芋ブリュレ: 286円
はまとろっミルクアイス白桃: 286円
わらびもち: 110円
三色団子: 110円
ホット抹茶ラテ: 198円 …… 合計 990円


「ほとんどはま寿司に行ったことがない……ので、ぶっちゃけネタの良し悪しが分からない。回転寿司で1000円分の寿司は少なく感じるけど、1000円分のスイーツを頼むと信じられないくらいコスパがいいことが分かる。

限定メニューの「ひんやり焼き芋ブリュレ」に「はまとろっミルクアイス白桃」ふたつとも注文しても、さらに3品スイーツが頼めるという奇跡。スイーツ好きならはま寿司カフェはおおいにアリ!」

今回も御花畑はスイーツ全開でオーダーを組み立てて来た。スシロー編でもそうだったが、カフェとして利用すると回転寿司のコスパの良さは異常である。スイーツ4種 + ドリンクという圧倒的なコスパの良さはどこまで読者に刺さるのか?


以上がロケットニュース24メンバーが辿り着いた『はま寿司で最高な1000円の使い方』である。「三種盛り攻め」はやや被りが多かったものの、それ以外は酒・スイーツ・軍艦・えび・鯖・炙り……と、各々の個性が出ているのではなかろうか?

というわけで、今回も勝者を決めるのは読者のみなさんです! 自分ならどれを真似したいか? どれが1番参考になったか? お気に入りのオーダーに今回も清き1票をよろしくお願い致します!!

参考リンク:はま寿司
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


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