ジャンボ! 久しぶりにポテロール(ポテト屋さんパトロール)をしてきたオレ。とあるアパートの1階に『プラネット・フライズ(Planet Fryz)』なるレストランを発見。
店に入って、まず感じたのは清潔感。そして、なにやら良い雰囲気。それもそのはず、すぐに店員さんが微笑みながら「いらっしゃい! 何にする?」とフレンドリーに声をかけてきた。
「ポテトを食べにきたんだ」
オレがそう言うと、スタッフさんはまたオレに微笑みかけてくれた。
「ポテトね。オーケー。ソーダも一緒にどうかしら?」
彼女は笑顔で問いかける。
でもオレの答えは「すまんがノーだ。ポテトだけが欲しいんだ」。
なぜならこの店、ポテトが異常に安かった。なんと80kes(約79円)で売っている。この安さの恩恵をフルに受けたい、感じたい。
もちろん彼女は「オッケー!」と快く返事してくれ、やがて他の男性スタッフがポテトを持ってきた。
そこにはトマトケチャップも2個付いていた。
ここ最近の傾向なら、だいたい1個5kes(約5円)かかるから10kes(約10円)のプラスだな……と思いきや!
「トマトケチャップ2個までは無料だから、そのまま食べてもいいよ」
なんとっ……! ただでさえポテトが安いというのに、昨今は有料の波が押し寄せるトマトケチャップが2個まで無料っ……!
しかも美味い! 腹が減っていたのでなおさら美味い。
なんという優良店……!!!!!!
感動しながらポテトを貪り食べていると、プラネット・フライズが入っているアパート内から、たくさんの住人らしきお客さんが入店してきた。
どうやら大量にポテトを注文し、「テイクアウト」で家に持ち帰って揚げたてのポテトパーティーを開いているようす。
1階がポテト屋さんだからこそできる芸当。なんというポテト上級者たち……!
──微笑みの店員さんは言う。
「うちの店は、大規模なパーティーや、屋外へのケータリング(出前)も行うのよ。結婚式に持って行ったこともあるわ」
それにしても美味いポテトだ。まず新鮮。そして、よく揚がっている。さらに食べ終えたあと、胃や腸にも何も感じない。
こんなに素晴らしいポテト屋さんがナイロビにあったとは──!
その名は『プラネット・フライズ(Planet Fryz)』。ここは優しさの惑星だ。ナイロビに輝く、ポテトの星だ。クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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