ファミマから2023年8月8日より発売された「窯出しプリンのパフェ」。お値段330円のこいつが、公式HPの写真を見る限り、とても頭が悪そうで気になる。
どういうことかというと、プリンっぽいベースの上にプリンが乗っているのだ。“プリンはウマいし、プリンを重ねればもっとウマいんじゃねぇの?” 的な思想を感じる。IQ3くらいしかなさそうでとてもよい。
・プリン
ということで購入。パッケージに詳細な構造が書かれていた。一番下がプリンで、その上はカラメルゼリー、その上がプリンムースで、スポンジとホイップクリームで蓋をし、上にプリンが乗っているもよう。
想定より実態はやや複雑な造りだったが、端的に言えばプリンの上にプリンが乗っているということなので、そこまでIQは上昇しない。
開けてみるとこんな感じ。持ち帰るまでに猛暑に1時間くらい晒されたせいか、トップの撮影をした時には固まっていたカラメルソースが、完全に液体になっていた。まあ仕方ない。全ては夏が悪いのだ。
・脳あるプリン
基本的にはパフェ的な形状をしたプリンなのだが、トップとボトムのプリンが違っていることが発覚! トップ部分のプリンはけっこうハードな仕上がり。
スプーンを垂直に刺したら、刺さった状態でそのまま保持できるくらいに固い。それに対し、一番底のプリンはかなりソフトな仕上がり。
なるほど……どちらもプリンには違いないが、硬さが全く違う2種類を起用していたとは。見た目は低IQだが、実態はそこそこ高IQなのかもしれない。
能ある鷹はなんとやらだ。まあ、こいつはプリンなので、隠し持った爪もプルンプルンする程度の鋭さしかないのだが。
スポンジ層は薄く、ほとんど存在感が無い。ホイップクリームも似たようなモノだ。どちらもトップのハードプリンをしっかりと立たせておくための土台のような役割がメインな気がする。
プリンムースの層はそこそこ厚いが、いかんせんプリン味な上に、上下をプリンに挟まれているため、そんなに存在感は無い。まとめて食ったら全部プリン味。
カラメルゼリー層はけっこう主張してくる。そこそこしっかりした硬さのゼリーで、なんならトップのハードプリンと同じくらいの食感がある。
カラメルの風味もそれなりに感じられる仕上がりで、こいつによって少しメリハリがアドされている感がある。しかし、カラメル風味はプリン味を構成する1要素というイメージがあるので、結局のところ広義におけるプリン味。
ということで、マジに上から下まで全てプリンと言っていい仕上がりの「窯出しプリンのパフェ」。終始プリン感があって、プリン欲求を満たす力は本物だ! プリンにプリンを重ねていくIQの低さに間違いは無かった。