近年、スイーツのトレンドは韓国発であることが多い。たとえば、カップに入った「ソウルティラミス」や、マカロンをデカくしてかわいくデコレートした「トゥンカロン」など、古くから他国で親しまれるスイーツを韓流にアレンジしたものが、注目を集めている。韓国で約190店舗を展開する「ワッフルカーン」もそんなお店のひとつだ。

日本に上陸して以降少しずつ店舗が増え、2023年4月末に東京・渋谷109にも出店するに至っている。国内では、ここでしか販売していない「ワッフルピザ」を紹介しよう。お店に買いに行ったところ、私(佐藤)は眠れなくなりそうになっちまったよ……

・どっちが正しい呼び方なんだ!?

ワッフルカーンの日本1号店は2021年10月、新大久保に誕生した。コロナ禍を経た現在は東京・大阪・名古屋に出店し、他県でも催事出店することもあるようだ。SHIBUYA109店は、109地下1階の飲食フロアの一角にある。


ワッフルカーンの定番は、生クリームやチョコレート・フルーツをたっぷりトッピングしたスイーツ系ワッフルだ。なかでもイタリアのブランド「ヌテラ」のヘーゼルナッツペーストといちごをトッピングした、「ヌテラストロベリー」(ノーマル:税込980円)が1番人気なのだとか。扱いとしてはクレープに近いのかもね。


実は日本のお店で、ここにしかないメニューがある。それが「ワッフルピザ」だ。


いや、待てよ。ワッフルピザだったっけ? お店のInstagramを見ると、「初登場 韓国式ピザワッフル」と書いてある。そしてその下にはアルファベットで「Waffle pizza」とも書いてあるな……。



ワッフルピザなの!? ピザワッフルなの!? どっちなの!


俺はそういうのめちゃくちゃ気になるタイプなんだよ! ワッフルピザかピザワッフルか、どっちが正しいかを考えるだけで、眠れなくなっちゃうんだよ。ハッキリして!


ちなみにピザメニューはペパロニ・コンビネーション・プルコギ・ベーコンチーズの4種類。今回はペパロニ(税込1300円)を注文した。



・居た堪れない……

ワッフルは注文の度に焼き上げている。アイスなどを乗せるスイーツ系は焼き上げた後に冷ましてからトッピングするので、15分程度待つこともあるのだとか。ってことで、呼び出しブザーを渡されて、焼き上がりまで待つことに……。


若者や外国人でごった返す109の地下で、おっさんが1人で10分も待つのはかなりツライ。「居た堪れない」とは、まさにこのことだ。幸いなのは、地下1階にポールダンス用品の専門店がある。

あそこにいけば、私は心の平穏を得ることができる。しかしながら、お店の社長さんがお話好きで話し出すと盛り上がってしまうので、今日は遠慮しておくとしよう。仕方ないのでこのままここで息をひそめて、若者たちに気づかれないように存在感を消すとしよう……


………そして10分………


無事に商品をゲット! 一緒にオリジナルのプラスチック缶に入ったコーヒー(税込450円)を買って、帰路についた。いそいで、この建物から出なければ、この場で浮きまくった自らの存在の軽さに息が詰まってしまう



・ピザですねえ

ってことで、持ち帰ったのがこちら。箱には「ピザワッフル」と書かれている。


中身はこうです。完全にピザでした。直径21センチのワッフルはピザサイズでSくらいあるかな? 市販のベルギーワッフルよりもはるかにデカいな。


持ち帰る間に冷めてしまったので、オーブントースターで20~30秒加熱した。チーズに軽く焦げ目がついてウマそうだな。


手にした感じは、パン生地のピザみたいかな。


食べると、表面はカリっとしていて中はふんわりしている。生地は5つの穀物をブレンドしたものを使用しており、食感はとても軽い。スイーツ系の生クリームもカロリーを抑えてものを使っているそうだ。見た目に反して食べ応えが軽やかで驚いた


生地の食感は、食事系よりもスイーツ系の方が合いそうな印象を受けた。今回はピザに挑んだが、次に訪ねるときは甘いヤツにしてみたいと思う。それにしても、「ワッフルピザ」なのか「ピザワッフル」なのか。ナゾは深まるばかりだ……


・今回訪問した店舗の情報

店名 ワッフルカーン SHIBUYA109店
住所 東京都渋谷区道玄坂2-29-1 SHIBUYA109内B2F
時間 10:00~21:00
定休日 なし(施設に準ずる)

参考リンク:Instagram @wafflekhan_shibuya109
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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