小耳に挟んだところによると、セブンイレブンの「ニッポンうまいものフェア」で売られている「たこめしおむすび」が尋常じゃないくらいウマいらしい。教えてくれたのは私のダイエット友達……つまりはデブ友なのだが「あれは飛ぶ!!」と興奮を隠せていなかった。

ウマいをぶっちぎって「飛ぶ」とまで言わしめた たこめしおむすび。コンビニのおにぎりで気軽に飛べるなら、これ以上幸せなことはないだろう。どれ……どんなもんかいっちょ食べてみるか!

・ビッグコラボ

ということで、贅肉をプルプル震わせつつダッシュでセブンイレブンに行ってきた。「たこめしおむすび」は明石の駅弁「ひっぱりだこ飯」の元祖「淡路屋」が監修している商品で、創業120年の味とのこと。正直、もうこの時点でウマそうである。

タレで味付けした たこ を中具に使用。そして たこ の煮汁を加えてご飯を炊き上げているというのだからもう勝ったも同然で失敗する方がおかしいだろう。値段こそ237円とちょっとばかり高いが、ひっぱりだこ飯は軽く1000円以上するから見方を変えれば安いのかもしれない。

んでこちらが実物。温めて美味しいとのことで、500Wなら20秒、1500Wなら10秒が目安だと書かれていた……と事前情報はこれくらいにして実際に食べてみよう!

中身を取り出してみると、まぁどこにでもあるような おにぎり ではあるものの、注目すべきその中! そう、半分に割ってみたらなんと……

たこ がこれでもかとギッシリ入っているのだ。フタを開けてみたら具がショボかったというおにぎり詐欺はまれに遭遇するが、これは値段も値段だけに期待を裏切っていない。監修で名前を出しているというのもあるのだろう。かなりきちんとしている印象だ。


・その筋のプロに評価を聞いてみた

それじゃ肝心の味はどうだ。デブ友が「飛ぶ」と言っていた時点でデブの私も飛ぶ運命にあるのだろうが、こ、これは……

飛ぶっ……!!!!


一発で仕留める系の味付けではないが、気がついたら食べてしまっている系である。個人的には3個……いや、5個はペロリとイケるくらいにウマかった。もし1個150円くらいなら一食をコレだけで済ませてもいいレベル……!

というのも、まずタレがハンパなくウマい。加えて たこ がゴロゴロ入っている上にプリンッとした弾力があって、食べたら出てくる旨味が異常。たこが好きすぎる “タコ星人” からすると、もう飛ぶ以外に選択肢がないおにぎりだと言える。しかし、だ。

確かにめちゃくちゃウマいが、人生でそこまで「ひっぱりだこ飯」を食べていない私が気軽に「飛ぶ」と表現してしまうのは気が引ける。そこでひっぱりだこ飯を食いまくってきたひっぱりだこ飯のプロに連絡をとって、味の感想を聞いてみることにした。

ひっぱりだこ飯のプロさ〜ん! セブンのたこめしおむすび、どう思います?


そしたらひっぱりだこプロはおのずと評価が厳しくなると前置きしつつ、次のように答えてくれた。


ひっぱりだこプロ「米の味はセブンのおにぎりの方がウマいかも。ただ、たこはセブンの方が小さいかな。ひっぱりだこ飯のよさはツボに入っているのをほじくりながら食べて、味だけじゃなくて色んな具材が出てくるところだけど、おにぎりになっても味はウマかった。特に たこ の弾力がいいね」


──と細かいところまで分析しつつも高評価で、たこのプリプリ具合も合格とのことだった。米に関してはおにぎりの方がいいかもしれないとのことだから、やはり「たこめしおむすび」は飛ぶと表現しても過言じゃないくらいのポテンシャルを持っている。


・全国で販売中

それでいながら全国で売られているのがまた強い。兵庫県を訪れなければそう「ひっぱりだこ飯」を食べる機会はないし、このフェアで気軽に楽しめるのはありがたい限りだ。今日はウマいおにぎりにしようかな〜なんて気分のときにはうってつけなので気になる人は一度ぜひ! きっと飛ぶぞ〜!!

参考リンク:セブンイレブン
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:LINE(iOS)

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