もしかしたら、もしかしたら、ついにペヤングが本気を出した……のかもしれない。というのも、2022年2月7日から発売開始となった新商品『ペヤング たこめし風やきそば』のクオリティが異常なほど高いからだ。

当然どの商品も本気で開発しているに違いないが、いわば本商品は “超本気” とでもなるだろうか? それほど『ペヤング たこめし風やきそば』は、圧倒的な再現度を誇る新商品だったのである。

・志津川高校商業部とのコラボ商品

まずは『ペヤング たこめし風やきそば』の商品概要を説明しておきたい。本商品は「宮城県立志津川高等学校商業部」とのコラボ商品となっており、上毛新聞によれば志津川校商業部がペヤングに新商品のアイデアを提案したことがきっかけであるという。

たこめしは愛知県や愛媛県を始め多くの地域の郷土料理として知られているが、宮城県南三陸町もその1つ。要するに、おらが町のの名物を商品化した “ご当地ペヤング” と考えていいハズだ。

・シーフード第4弾

偶然か必然か、2022年に入ってからペヤングは「明太シーフード唐辛子マヨやきそば」と「イカスミマヨやきそば」「超大盛シーフード 唐辛子マヨやきそば」……と、謎のシーフード祭りを展開中。たこめし風やきそばは、今年4つめの “海鮮テイスト” となっている。

とはいえ、4つの中で最も難しいのが『たこめし風やきそば』ではなかろうか? なぜなら「たこめし」だけが実在のモデルが存在し、それでいて「たこめしをしょっちゅう食べる」という人は少数派であろう “フワッとした商品” であるためだ。

つまり『たこめし風やきそば』は味そのものは当然として “そこまでたこめし食べたことない勢” に「あ、これはたこめしだ」と納得させる必要があるのではないか? ペヤングの技術力を疑うワケではないが、当初は「大丈夫なの?」と不安だったことを告白しておく。ところが……。

・マジで再現度が高い

実際に食べてみたところ『ペヤング たこめし風やきそば』は、ガチでたこめしの味がした。タコの風味は当然として、ほんのりとした甘さや生姜の香りもマジのヤツである。ペヤング……やれるやん!

これが公式サイトにある「超特選濃口醬油」の効果なのかはわからないが、とにかくたこめし再現度が異常に高い。これまで両手で数えられる程度しか たこめしを食べたことがない記者ですら、一瞬でかつて食べた たこめしがオーバーラップしてきた。

念のため『ペヤング たこめし風やきそば』を知らない記者たちに、何も言わず「なんの味がする?」と聞いてみたところ……


「明石焼き?」


「かき揚げ丼?」


ウォォォオオオイ!!!!!


想定外の答えだったことはさておき、2人とも「たこ」は強く感じていたという。また言われて食べると「完全にたこめし」とのことであった。加えて女性の記者は「これすごく美味しい」と絶賛していたことも付け加えておきたい。

普段からペヤングの新商品を食べまくっている記者から言わせると『ペヤング たこめし風やきそば』は、通常よりも5段階くらいギアを上げた完成度の高さである。正直、ペヤングの技術力をナメてました。

とにもかくにも『ペヤング たこめし風やきそば』はマジで再現度が高い。そしてウマい。ペヤングの新商品はなかなか売っていないのが厄介ではあるが、もし店頭で見つけたら迷うことなく購入をオススメする。ペヤングが超本気を出しているぞ。

参照元:ペヤング公式サイト上毛新聞
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.