「ゲオでしか買えないシャワーヘッド」とやらを買った。別にシャワーヘッドを探し求めていたわけではないのだが “節水率50%が驚きの980円(税込1078円)” という宣伝文句にまんまと乗せられ購入を決意。長い目で見たら水道代を節約できるに違いないと思ったのだ。
そもそも「節水シャワーヘッド」とは一体どういう商品なのだろうか。せっかく買ったので詳しく調べてみることに。とりあえず簡単に自宅のシャワーヘッドと交換できたので、使い心地と併せて紹介したい。
・ゲオのシャワーヘッド
中身はいたってシンプル。節水シャワーヘッド本体と、変換アダプタが3種類、そして水漏れを防ぐOリング3個とパッキン3個が入っていた。
では主役となるシャワーヘッドを見てみる。重量は約170グラム。水流が「3モード」切り替えられることと、持ち手に「STOPボタン」があることが特徴らしい。体を洗っている最中でもワンタッチで水を止められるから節水につながるそうだ。
それともう1つ。節水シャワーの特徴として「散水板(水が出る面)」の穴を極細にすることで、少量のお湯でも勢いよくシャワーできるという。ちなみに散水板は取り外して洗うことも可能……ま、たぶん洗うことはない。
・数年前に買ったシャワーヘッド
そういえば、数年前に購入した「7色に光るレインボーシャワー」も穴が極細だった。
レインボーシャワーも「最大30%の節水効果」と謳っていたが、お湯が出ると同時に風呂場が7色にキラキラ光り出すため、テンションが上がって逆にお湯を使いすぎてしまうという弊害があった。あれに関しては普通のシャワーの方が節水効果があった気がする。
・使ってみた
それはさておき、今回も取り付けは本当に簡単。工具等は一切不要。シャワーヘッドをくるくる回すだけで取り外せるし、取り付けられる。
もともと付いているシャワーヘッドは乾かしてから保管しておくことに。引越し時に元に戻す必要があるからね。それではさっそく各モードを試してみよう。
勢いのあるジェットモード。
なめらかなコンフォートモード。
2つを組み合わせたミックスモード。
んで、ストップボタンを使えば、片手で好みの水量に調節可能……なのだが、慣れないうちは目をつぶった状態でストップボタンを押してしまうこともあり「あれ、お湯が全然出なくなったんだけど」と戸惑うことも。慣れてしまえばとくに問題なし。
実際に浴びてみると「コンフォートモード」はチクチクする。極細穴から勢いよくお湯が出るため、なめらかに包み込むような感覚はあまりなかった。最も気持ち良かったのは「ミックスモード」である。
慣れたら片手で操作できるので、レインボーシャワーよりは遥かに節水効果はありそうだ。約1000円ならいいかもしれない。
ちなみに後日、店頭で新商品と思われる節水効果60%のシャワーヘッド(約4000円)も見つけたが……ひとまず試してみるなら1000円の方でいいのではないだろうか。興味があればぜひ!
参考リンク:ゲオ「3段階切り替え節水シャワーヘッド」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.