やりやがったな……! なんのことかというと、ローソンの「ソースinLチキ 餃子味」である。このところローソンがチキンに力を入れているのは知っていたけど、まさか餃子味をぶちこんでくるとは予想だにしなかった。
そもそもチキンと餃子って合うのか……? 真っ先にそんな疑問が浮かぶ商品ではあるが、もう世に出てしまったものは仕方ない。餃子マニアとして食べるしか選択肢はない!
・餃子マニア2名
その餃子マニアとは当編集部の編集長・GO羽鳥、そして私である。これまで焼いた餃子は数多く、酸いも甘いも分かっているつもりだ。チキンに餃子……仮にうんともすんとも言わないのであれば厳しい評価をすることになるだろう。
ちなみに「ソースinLチキ 餃子味」は2023年2月28日から発売されていて、値段は249円。鶏ひき肉・キャベツ・ネギ・ニラの入った餃子あんを衣の中に閉じ込めたLチキなのだそう。
・正直レビュー
さて、それでは実際に食べてみよう。見た目こそなんてことないLチキだが、半分に切ってみると……
なんか変なのいるぅ〜!!
さらに引っぺがすと、なかなかのビジュアルになっていた。店頭のポップで「餃子のあん入れちゃった」とテヘペロしていたが、実物を見たらなかなかのインパクトである。
ただ、見方によっちゃ油淋鶏(ユーリンチー)みたいだし、一番大事なのは味。もしかしたらケミストリーが起きている可能性もゼロじゃない。そして食べてみた正直な感想を述べると……悪くない。
悪くないけど、決してマズくはないし逆にべらぼうにウマくもない。チキンを食べているなかに餃子味……商品名そのままで、チキンと餃子を一緒に食べているような感じがバリバリする。どちらも主張が強いから完全に噛み合っているとは言えないだろう。
よかった点としては、衣がバリッとしていて食べ応えがあるところ。個人的に食べるならビールのツマミとして……ベロンベロンになったあたりで食べるとウマさが染みそうかなぁという気がした。続いてもう1人の餃子マニア・羽鳥の感想もどうぞ。
羽鳥「うん、まぁ餃子だね(笑)。チキンに餃子の餡を入れましたっていうそのまんま。でもマリアージュはしていないかな。チキン、餃子、この2つを同時に食べていますって感じだね。同時に食べたい願望がある人にはいいんじゃない?
ビールに合いそうだけど、値段のことも踏まえると自分なら普通のチキンを食べるかなぁ。よほど餃子らしい味が食べたいときがあったら食べるかもだけど、なぜ混ぜようとしたのか。そこまでしてチキンと餃子って混ぜたいものなのかな。
出来上がってみれば結局別モノだったんだろうね。まぁ、コレは流行らないな(笑)。でもヒットする可能性もあるから、何でもやってみることが大事だからね。ローソンのチャレンジングは伝わったよ」
・ダイエットに使える?
ニーズがあったのかも謎だし、フタを開けても謎な食べ物だった「ソースinLチキ 餃子味」。人によっては気に入るだろうし、「ビールのつまみ」としてイケるというのが我々の見解だ。
なお、チキンということで連想するのがダイエット。そこで数値を調べてみたところ、同商品の糖質は11.7gでたんぱく質は9.4g。おっ、イケるかもと思うが……
昨年秋に発売された「たんチキ」が糖質1.9gでたんぱく質15gだから、ダイエットするなら圧倒的にたんチキがオススメだ。
というわけで「ソースinLチキ 餃子味」はビールと合わせるか、あるいは「餃子とチキンを同時に食べたい」願望のある人向けのチキンだった。興味のある人は一度お試しあれ。
参考リンク:ローソン「ソースinLチキ 餃子味」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.