よく売られている冷凍餃子といえば? そう聞かれたら返ってくるのは味の素や大阪王将の二大巨頭だろう。もはや置いていないところはほとんどないと言えるレベルだから、お世話になっている人も多いに違いない。

ただ、そんな環境の中でわりと見かけるのが韓国NO1だというbibigoのマンドゥ。これまで気になりながらも手が出ずにいたが、冷凍餃子を食べまくっている当編集部としては一度通っておかなばいけない道であろう……ってことで食べてみた!!

・1個がデカいbibigo

購入したのは都内の某薬局(←薬局にもあるんかい)。1142円という値段にビビるも1キロもの餃子が入っているからそれも納得。袋を持つとズッシリと重さを感じるし、家の冷凍庫に入れておけば当分持つことだろう。それにしてもbibigoの餃子……

取り出してみるとスゴく大きく、普通ならフライパンに20個くらい並べられるのにわずか9個でパンパンだから驚くしかない。一体全体、1袋にどれだけ入っているのか。気になったので1つ1つ数えてみたところ……うおっ!

なんと全部で30個も入っていた。つまりは1個あたり30gオーバー。見た目はまるで殻つきの牡蠣のようで、かなりボリューミーな餃子がガッツリ入っているのがよく分かる。

ちなみに作り方はオーソドックスで蒸し&焼きをやって水分を飛ばし、フタをとって……


ひっくり返したら……


完成と調理は難しくない。ちなみにマンドゥとは日本でいう餃子のことで、中には5種の野菜と春雨、豆腐がたっぷり入っているらしい。これまたいろいろ変わったのが入ってるなぁと思うところだが、韓国料理は美味しいものが多いし期待! それでは実食!!


・餃子なのに餃子じゃない

先に編集長のGO羽鳥からマンドゥ初体験。どう評価するのか未知数だが、まさかまさかの展開になってしまった。以下、その感想である。

羽鳥「ん……なんだコレ!?」


羽鳥「今までの餃子と全然違う! なんて言ったらいいんだろう。なんなのコレ!? どうしよう。分からないなぁ(笑)。あのね、餃子なんだけど、中に入っているのは餃子じゃない。韓国が入ってるよ!!

ネギと春雨はハッキリ分かる。でもね、豆腐の存在は分からない。いや〜ホントになんて言ったらいいのか分からない。マジのマジで分からないから原田(私のこと)、ちょっと食べてみてよ!」


──えっ、そんなに分からないものなの!? いろんな餃子を食べてきた羽鳥が分からないというから不安が募るが、促されるまま食べてみたら……

これは……


確かに分からん(笑)


決して味がよくないとかそんなことない……むしろウマいのだが、餃子と食べているというより、これはチヂミの感覚の方がしっくりくるかもしれない。それくらい味が圧倒的に韓国!

餃子なのにチヂミが見えてくる……実に韓国らしいだけに辛さを加えたら……もっと韓国イズムをブーストさせれば美味しさが増しそうな気がした。

って、それを知ってのことか、パッケージの説明にも赤唐辛子を入れた方がウマいと書いてあったからあらかじめ用意しておいた方がいいだろう。

いやぁそれにしても、辛さがないのに韓国イズムをどこか感じるから不思議なものだ。春雨の食感が強いけど、それでいて味がケンカしていない。急に自宅で韓国料理が食べたくなっても、bibigoの餃子があれば大丈夫なレベル。これはアリだなぁ。


・丼にしても最高

しかも、この味なら丼ぶりに並べて韓国風の醬(ジャン)と混ぜたらウマそうな気しかしない……ってことで実際に作ってみたら……

はい、神


ワシャワシャと崩してかきこんだらもはや餃子が関係ない料理になった気もしたが、ウマかったのでよしとしよう。これなら大盛りでもペロリである。

とにかく、モノとしてのポテンシャルは物凄かったbibigoの餃子。何ならキムチと一緒に食べてもウマそうだし、韓国料理好きにはオススメだ!

参考リンク:bibigo 王マンドゥ
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.