2023年1月30日、ペヤングの新商品『味噌煮込み風うどん』が発売開始となった。メーカー希望小売価格は税別214円、全国のスーパーやコンビニで発売中だ。
さて、最近は「おお!?」と興味を惹かれる新商品が少ないため、個人的にはややペヤングをスルーしがちであるが『味噌煮込み風うどん』には気になる点が。なんでも『味噌煮込み風うどん』は、熱湯2分で完成するらしいのだ。
・マンネリ気味
あの手この手で新商品を展開するペヤングであるが、最近はややマンネリ感が否めない。ユーザーのワガママであることは百も承知で言わせてもらうと「食べる前から味がわかる商品」が多いと、なかなか食指が動かないのが実際のところである。
……が、それなりにペヤングを極めた “黒帯ペヤンガー” の記者も「熱湯2分」はちょっぴり気になるところ。味の方はだいたいイメージできるものの「2分で完成するうどん」には「むむ?」と興味を惹かれた。
そう、どん兵衛の「熱湯5分」を思い返すまでもなく、インスタントうどんはラーメンより時間がかかって当然のもの。サラリと「熱湯2分」を完成させた『味噌煮込み風うどん』は1度確かめる価値があるハズだ。
・2分のうどんとは?
というわけで『味噌煮込み風うどん』を調理開始! パッと見たところ麺は特に細いというワケでもなく、うどんとしての形状を保っている。熱湯を注いでソースを絡めれば、あっという間に『味噌煮込み風うどん』の完成だ。
まずはお味だが「はいはいはい、こうなるでしょうね」という想像通りの味付けと申し上げていいだろう。本商品は名古屋の味噌煮込みうどんを再現したらしいが、確かに辛口の赤味噌は名古屋の味噌煮込みうどんに近い味わいである。
で、肝心のうどんはしっかりと戻っており、何も知らなければ2分で戻したとは誰も思うまい。食べてすぐは「普通に時短でいいじゃん」……と思われたのだが。後半に進むにつれ、なんか粘度が高くなってきたような……?
数年前、某大手カップ麺メーカーの偉い人から「30秒で戻る麺も技術的には可能です。ただそういう麺は伸びるのも早いので実用には至っていません」と聞いたことがあるのだが、そういうことなのか……?
・早めに食べ切れ
つまりペヤングの『味噌煮込み風うどん』は、できるだけ早めに食べ切った方がいいハズ。これはほとんどのカップ麺に共通する要素ではあるが『味噌煮込み風うどん』は特にピークが短いと覚えておくといいだろう。
味の方がイメージを超えて来なかった点は残念ではあるものの、別に全然悪いワケではない。とはいえメッチャいいわけでもない。それが『味噌煮込み風うどん』の率直な感想だ。熱湯2分は、体験としてちょっと面白かったかも。
というわけで、この記事ではペヤングの新商品『味噌煮込み風うどん』についてお届けした。結局「獄激辛」しか大きな話題にならないことはやるせないが、ペヤングはほぼ毎週のように新商品を出していることも、ぜひご記憶いただきたい。