これは誰の責任なのか? 何の話かというと、2022年2月14日から発売開始となったペヤングの新商品『ペタマックスきつねうどん』のことである。私(P.K.サンジュン)の独断と偏見で申し上げると、またしてもペタマックスが襲来した責任の0.01%くらいは有吉弘行さんにあると思う。

その理由は後述するとして、今回もドメスティックバイオレンスならぬ “ペタマックスバイオレンス” の暴挙に出たペヤング。果たして今作こそいい感じの仕上がりになっているのか? さっそく確かめてみたのでご報告したい。

・第5のペタマックス

メガ、ギガ、テラを超える超爆盛りグルメ、それが「ペヤング ペタマックスシリーズ」である。これまで「やきそば」「ラーメン」「味噌野菜うどん」「たぬき風そば」と、合計4種類のペタマックスが発売されている。

ペヤングがお得意の「やきそば」はともかくとして、正直なところ「ラーメン」「味噌野菜うどん」「たぬき風そば」の味は「それなり」としか言いようがない。だってペヤングはやきそばの会社。味は「逆立ちしてもどん兵衛などに及んでいない」というのが率直な感想だ。

・有吉さんが食い付いてしまう

だがしかし、その暴力的な大きさが人々の心を揺り動かしていることも事実で、ペタマックスは発売のたび話題になる。中でも直近の「たぬき風そば」に食い付いてしまったのが、誰あろう有吉弘行さんだ。

2022年1月12日、有吉さんは自身のTwitterとインスタグラムに「ペタマックス たぬき風そば」の画像をそれぞれ投稿。その後、ペタマックスたぬき風そばを召し上がったのかは定かではないが、結果的にペタマックスの普及活動に一役買ってしまったことは否めない。


いまや日本有数の影響力を誇る有吉さんの投稿を見て、ペヤングが「マジかよ! こりゃペタマックス出すしかないやん!!」と勘違いしまった可能性は低くないハズ。少なく見積もっても0.01%くらいは有吉さんに「ペタマックス誘発罪」があるのではないだろうか?


さてさてさて──。


先述の通り「ペタマックスシリーズ」の罪深いところは、暴力的な大きさもさることながら「大してウマくはない」というところにある。大量に食べるためには「むしろメチャメチャ美味しいこと」こそ重要に違いない。

・作るのも一苦労

で、今回も2800mlの熱湯を用意し(これも超めんどくせえ!)、確実に風呂おけよりは大きい容器に投入! 3分待てば『ペタマックスきつねうどん』の完成だ。気になるビジュアルはというと……


やっぱりでけえ。


ペタマックス初期ほどの驚きはないが、それでも目の前のペタマックスは馬鹿ほどデカい。5枚のお揚げなどはむしろ関係なく、見ただけで相手の戦意を奪う圧倒的な迫力だ。

で、肝心の味は今回も「それなり」の域を出ていなかった。決してマズいわけではないが、良く言っても「普通にウマい」のレベルだと申し上げておこう。舌よりも心で楽しむグルメ、それがペタマックスシリーズなのである。

・それでも過去イチかも

ただし、過去の「ラーメン」「味噌野菜うどん」「たぬき風そば」と比較した場合、もっとも万人受けする味であることは間違いないだろう。世の中には「10分どん兵衛」などがあることからもわかるように、少々伸びてもまだ食べ続けられた。


……が、全然減らねえ!


比較的食べやすい味であろうと、やはりペタマックスを1人で食べることは自殺行為に等しい。「ペタマックスは何人かでキャッキャ言いながら食べるグルメ」であることに変わりないから、くれぐれも1人チャレンジには注意しよう。満腹死と孤独死がダブルで襲ってくる。

というわけで、またしてもペタマックスバイオレンスが炸裂してしまった。こうなったら有吉さんにもぜひ完食を目指して欲しいところだ。なお、私は味噌野菜うどんを6時間51分かけて食べ切りました(きつねうどんに関してはあえて言わない)。

参考リンク:ペヤングペタマックスきつねうどん
執筆:P.K.サンジュン
イラスト:マミヤ狂四郎
Photo:RocketNews24.