ラーメンを器に注ぎながら、私は思った。「やっちまったな」と。これは完全なるミス。しかも、そのミスに気づくのが遅れたという点でもミスだった。

どうしよう……どうしよう……あぁ……! スープが溢れるぅぅうううううう!!



おぉ〜〜〜〜!



ギリギリセーフ!!


──という緊張感のもとに作り上げた二郎系ラーメン。まぁ何とかなったので結果オーライ……と言いたいところだが、そうでもない。

麺などをキツキツに詰め込んだため、麺の上の方がスープにまったく浸(つ)かっていないのだ。それはまるで、ラーメン全体がインドの満員電車のよう。


そういえばデカいチャーシューがどこかにあるはずなのだが、麺をかきわけて探すことは不可能。無理にやれば、もやし&麺が崩壊するだろう。

そもそも、なぜ事前に大きめの器を用意しておかなかったのか? なぜ家にある普通の丼で大丈夫だと思ったのか? 

そのあたりをキッチリやっておけば、緊張感に包まれながら食べなくて済んだというのに……! っていうか、なんだコレは? ジェンガか。



何より、全然美味しそうに見えないというのが申し訳ない。インドの満員電車スタイルだからそうなるのは仕方がないが、普通に美味いということは強調しておきたい。


麺はモチモチで、スープはとにかく濃い。もともと濃い上に背脂&ニンニクがあるものだから、パンチがすごいことになっている。

惜しいのは、そのパンチを存分に味わうほどの余裕が私に無いということだ。あぁ、なぜ二郎系ラーメンのボリュームを甘く見てしまったのか……。


──という後悔に襲われまくったので、この商品「豚パンチ」を購入する人は気をつけてくれ。なお、私は自動販売機で購入したのだが、その自販機というのが以前の記事でも紹介した「RAMEN STOCK 24(ラーメンストックニジュウヨン)」。


豚パンチは新商品のようで、価格は1食1000円だった。参考までに言っておくと、「RAMEN STOCK 24」の設置場所は公式サイトで確認できるほか、豚パンチ自体は通販サイトでも買えるぞ。

参考リンク:RAMEN STOCK 24設置状況レストランポケット
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼食べている途中でサルベージしたチャーシュー

▼分厚すぎて、一般的なラーメンのチャーシューではない

▼中身はこんな感じ

▼麺を持ったときに「重っ!」ってなったんだよなぁ……

▼ニンニクも付いてくる

▼「もやしをご用意ください」とあるが、その量には注意

▼冷凍の状態で自販機から出てくるから、持ち帰るときは保冷バッグがあると便利かも