「二郎が食いたい!」ラーメン二郎を唐突に食べたくなる衝動に駆られる経験はジロリアン(二郎愛好者)なら誰でもあるだろう。でも二郎へ行くからには行列に並ばなきゃいけないし、しかも今日は胃腸がベストコンディションじゃないし、でも食べたいし……なんて時も。

そんな我々のワガママな欲望を満たすために開発されたのか、最近ではセブンイレブン・ファミリーマートなどコンビニ大手が二郎系ラーメン──いわゆる “ジェネリック二郎” を販売していることは多くの人の知るところ。そんな中……ローソンがついに立ち上がったらしい!


“二郎系” だの “ジェネリック二郎” だのと書いたが、ローソンの新商品の名は『にんにくが決め手! 豚醤油ラーメン(税込550円)』で、特に二郎系であることは前面に出していない。不安になったので念のため、公式の商品説明を読むと──

濃厚なとんこつ醤油ベースのスープに、コシのある太麺を合わせました。もやし・キャベツ・チャーシュー・刻みにんにくをたっぷりと盛付け、重厚感を演出。レンジアップ後のにんにくの香りが食欲を誘い、大盛の麺と野菜を食べ進められる仕立てにしました。


 

なぁんだ……どこをどう読んでも、やっぱり “J” じゃないか(ニッコリ)

ということで、さっそくブツを入手。ラベルによるとカロリーも616kcalと低めで嬉しい♪ と同時に、ちょっと攻撃力が弱めなんじゃないかと いささか不安だが、とにもかくにも電子レンジでチン!

立ちこめるニンニク臭……。うむ、つかみ(ビジュアル)もまずまずイイんじゃないかな。まずは、気になるスープからいただくのだが……

プースーが少ない……。麺とヤサイをぐっと奥に寄せて やっと確認ができる、汁なしレベルのスープ量だ。まぁ、タップタプにスープをぶち込まれてもそれはそれで困るので結果オーライである。さて、その味は……

……優すぃ~! 良くも悪くも優すぃ。良く言えばスッと喉を通るマイルドさなのだが、二郎ジャンキーの私には少しパンチが弱い。とはいえ、乳化した豚骨醤油スープにはニンニクの風味もしっかりと感じられ、好(ハオ)です。

大事なのは麺だよな! 持ち上げてみると、けっこうな太麺。食感はモキモキとして食べ応えがある! この手のコンビニラーメンは麺がうどんっぽかったりしてガッカリするのだが、これはちゃんと “ラーメンの麺” としての満足感が得られる味わいだ。ウマし!

ヤサイは「もやし」と「キャベツ」が入っているらしいが、正直キャベツの存在感は感じられないかな? 加えて、やや “くたっ” としているのは否めないものの、コンビニラーメンに “茹でたてレベル” のそれを求めるのは無粋だろう。ボリューム満点なのは良き。

チャーシューは薄めのものが1枚。パサつきはなく、やわらかくてそれなりにジューシー。……うん、いいじゃないか!

・アリか、ナシか?

さて、ジロリアンとしての個人的な感想を述べると、“二郎を食べたい欲” を一時的に鎮めるための食事としては大いにアリだと思う。一方で、暴力性にはやや欠ける優すぃ~味なので、食後は余計に本家・ラーメン二郎を食べたくなる……かもしれない。

ただ繰り返しになるが これはジロリアンとしての見解なので、ラーメン二郎ビギナーの方や「ちょっとコンビニでガツンとしたラーメンを食べたいな~」という人にとっては十分に満足感が得られる一品と言えるだろう。いや、コレを食べたら二郎にハマるきっかけになるかも?

参考リンク :ローソン『にんにくが決め手!豚醤油ラーメン(税込み550円)』
Report:ショーン
Photo:RocketNews24.

▼ラベルの栄養素は以下の通り。この満足感で616カロリーはスゴイ!

▼ラーメン二郎・荻窪店でタイムアタックした記事はこちら。