エンナァジイイイィィィッッ! みんなエナってるか? 久しぶりだな。エナジードリンクをこよなく愛する男、エナジーマンだ!! ていうか……おいおい、気付いたらなんと2カ月以上も寝てたぞ! みんな良いお年を! あけおめ!! エンナァジイイイィィィッッ!!!

よし、これで何とかなったな。それでは超久々にエナジー検証を始めていこうと思うが、今日の主役は埼玉を中心に展開するスーパー「ベルク」のエナドリだ。ベルクって名前は知ってるけど行ったことないんだよなぁ……てことで、エナドリだけ買いに行ってきたぞ!

・ベルクの独自エナジードリンク

ベルクは埼玉・群馬を中心に、関東1都6県で展開する地域密着型のスーパーマーケットだ。都内には全部で6店舗しかなく、そのうち23区内にあるのは2店舗のみ(2023年1月17日時点)。俺も今回が初ベルクである。

聞くところによるとベルクには「くらしにベルク kurabelc」というオリジナルブランドがあるらしく、その中にはなんとエナジードリンクも……


やっす!

250ml缶が1本税込106円だってよ! 西友のオリジナルエナドリよりも安いじゃないか。通常仕様とは別にシュガーレスもあったので2本購入。こっちがノーマルで……


こっちがシュガーレスだ。

……あれ? ちょっと待ってくれ。『BELC(ベルク)』って書いてあるのかと思ったら、違うな。『BARK』だな。吠える、叫ぶみたいな意味だが、ベルクによると「今の時代、いろいろなことに対して戦う=吠え続けることが大切」という思いからこの名前になったんだとか。なるほど。

それでは新年一発目となるエナジーサーチから始めていくことにしたい。

※説明しよう! エナジーサーチとは、エナジーマンが缶の裏の成分表示をただ眺めることである!!

・サーチ結果

エナエナ(ふむふむ)。極めてスタンダードな成分であるが、100ml当たりのアルギニンが167mg(シュガーレスは152mg)、カフェインは40mgか。どちらも一般的なエナドリと比べるとやや多め。スーパーの激安PB商品とは思えない数値だ。これはなかなかに攻めていると言えよう。

プシュッと開けて注いでみると、これまた極めて王道なエナドリゴールド。この時点で地雷っぽい気配はほぼ皆無である。ではさっそくグビエナ! グビエナ!!

うむ! 実にエナドリらしい、いかがわしい味がするな(褒め言葉だぞ)。レッドブル寄りの超ド定番フレーバーだ。もちろんレッドブルと比べると数段劣るが、甘さや酸味、後味などなど、あらゆる面で欠点らしい欠点がないバランスに優れたエナドリである。これで106円は良コスパだろ!

ただ、通常缶の後にシュガーレスを飲むと、いかにも人工甘味料的な後味の苦さが少々気になった。なので俺としては通常缶一択だ。缶の色は鮮やかでいいんだけどなぁ。

てな感じで、今日のエナジー検証はこれにて終了……と思ったのだが。ここでふと缶に書かれている英文が目にとまった。ちょっと書き出してみたい。


「Night falls into darkness ,in which we are drawn……
No one’s on our side……anywhere……
Just keep on howling in the moonlight.」

お、おう。長いのでサッと目を通しただけだが……何だろう。並んでいる単語だけでもうヤバイ気がする。試しにこの英文を、高い翻訳精度を誇る「DeepL翻訳」に入力してみることに。その結果……


「夜は闇に包まれ、私たちはその中に引きずり込まれていく……
誰も味方してくれない……どこにも……
ただ、月明かりの中で吠え続ける」


ダサすぎるだろお前!


・生ける黒歴史状態

おい、何なんだこの地獄の業火みてーな文章は! こういうのはせめてノートにひっそり したためておけよ! 1都6県で大々的に発売するんじゃねぇよ!! どんな罰だよ!! 『BARK』の時点でうっすら嫌な予感はあったものの、まさかここまで剛の者だったとは……。予想外の香ばしさだった。

ちなみにシュガーレスの缶にもまったく同じ英文が書かれていたぞ。こんなん恥辱以外の何物でもないだろう。今すぐ全缶回収してあげてほしいレベルであるが、何を思ったかはベルクは昨年12月、新たに『BARK QUEEN』なるマンゴスチンフレーバーを発売。

あろうことか、女性に向けてのアピールを開始してしまったのである。や、やめろォォォォォォォオオオオ!!!

・やめてやれ

途中まではコスパ抜群な優良エナドリという認識だった『BARK』。しかし、最終的には黒歴史の凝縮体のようにしか見えなくなってしまった。手に取る際は、なるべく例の英文には触れないでやってくれ。きっとそれが人生の先輩である俺たちに唯一できることだから──。

参考リンク:ベルクプレスリリースDeepL翻訳
執筆:エナジーマン(あひるねこ)
Photo:RocketNews24.

★エナドリ関連の記事はこちら → シリーズ「エナジー検証」

▼ベルクの公式YouTubeチャンネルが公開している『BARK』のプロモーション映像もヤバイ。90年代初頭のおもちゃのCMかと思ったぞ。