ワークマンの冬用靴下といえば、保温性や防臭性に優れている「メリノウール」が人気なのだが、よりワークマンらしさを求めている方には「マックスホット」がオススメ。男前な商品名がかつて作業服・作業用品専門店だった頃のワークマンを彷彿させるはずだ。

とにかく記録的大寒波に襲われてもマックスホットなら余裕だろう。サイズは24.5〜27センチで3足組980円。さっそく購入して履いてみたところ……ヤバい。マックスホットという名にふさわしい冬用最強靴下かも。以下で詳しく紹介しよう。

・マックスホット

パッケージに「遠赤外線放射微粒子 練り込み繊維使用績糸」と書いてあるマックスホット。よく分からないけど暖かそうだ。どうやら「東レダイナホット」なる素材を使用しているらしい。ざっくり説明すると……

遠赤外線を放射するセラミックを繊維に練り込んでいて「やさしい温熱効果」があるという。岩盤浴みたいなイメージだろうか。そんな素材をつま先・かかと・口ゴム部分に使用しているそうだ。

触り心地は柔らかくてふかふかである。そんでもってめっちゃ長い。コギャル全盛の時代に流行したルーズソックスとまではいかないものの、かなりゆったりした履き心地になるのではないだろうか。


実際に履いてみると……


全然そんなことなかった。


「かかと直角仕様」だから長く見えただけなのかも。つまり長さは普通……ってかそんなことより、めちゃめちゃ暖かい! じわじわポカポカ系の暖かさで、やわらかい肌触りが最高に気持ちいい。

ユニクロのヒートテックソックス(2022年に2足990円で購入)と履き比べても差は感じない(むしろマックスホットの方が暖かい)から、マックスホットの方がお得感がある。ただし、デザイン面はユニクロに軍配が上がるだろう。冬用靴下の進化がやばいぞ。


・履きやすいしズレない

暖かさだけでいえば、冬の作業現場でも短パン & マックスホットで乗り越えられるだろう。コギャルがルーズソックスとマフラーで生きていたのと同じように。もちろんタフな現場では長ズボンが必須である。暖かさだけなら問題なしってことだ。


もう一点、ゆったりとした履き口となっていて履きやすいのもナイスだ。さらに無印の靴下ように「直角」なので、かかとがスッポリおさまっていてズレにくい。足を締め付けている感じもなく、驚くほどゆったりした履き心地である。

それでいて「3点980円」なら買って損することはないだろう。長さはショートタイプなどもあって、私が訪れた店舗では、足袋のようにつま先が二股に分かれたタイプも売っていたぞ。興味があれば最寄りの店舗をチェックしてみてほしい。マックスホット、熱いぞ!


参考リンク:ワークマン
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.