先日、ワークマンで「和紙」と書いてある靴下を見つけた。なんでもつま先やかかと部分に “和紙の糸” を使用している靴下で、汗をかいてもベトつかず、和紙繊維独特のサラッとした履き心地が特徴らしい。しかも3足セットで980円。安い。夏にいいかも……

ってことで、5本指タイプのショートソックスを購入。さっそく履いてみたところ、想像をはるかに超えるサラサラ感! 普段使いはもちろん夏のスポーツにもバリバリ使えそう。かなりおすすめなので詳しく紹介したい。

・ペーパードライショートソックス

暑い夏には涼しく快適に履ける靴下を選びたいだろう。通気性が良くて蒸れにくい「和紙から生まれた靴下」なら期待値は当然上がる。しかもハードな使用環境を想定しているワークマンの靴下だから “タフさ” も兼ね備えているに違いない。

さて、パッと見たところ “和紙感” はない。和紙糸ができるまでの流れをざっくり説明すると「和紙を細かく裁断してから、撚り(より)をかけて糸にしている」という。撚りをかけることで強度が増し、丈夫な糸になるそうだ。


ちなみにサイズは「24.5〜27センチ」と驚異的な守備範囲。私は普段「27〜27.5センチ」の靴を履いているのだが……

気持ちよくスルリと履くことができた。フィット感は抜群。先述したようにめっちゃサラッとしていて、履いたら「たしかに和紙」だと実感できる。太くてガサガサした和紙ではなく、シャリシャリとした感触の和紙。土踏まずの締め付け感もほどよく、思った以上に快適だ。

履き心地以外にも特徴があって、糸表面に毛羽がないからホコリが立ちづらく、ダニ等もよりつきにくいという。また静電気も発生しづらいのだとか。お値段以上の履き心地と機能性と言えるのではないだろうか。


・ランニング後もサラサラ感が持続

和紙ソックスの耐久性や吸水性、速乾性を確認するために、地獄のような暑さの中でランニングをしてみると……


しっかり汗をかいたものの、蒸れて気持ち悪い感覚はなく、サラサラ感が持続している。和紙のドライな履き心地にハマりそうだ。


とはいえ、数時間走るようなレースに向いているかどうかは分からない。普段履きや軽いランニング程度なら気持ちよく使用できるだろう。

そんなわけで、暑い夏には涼しい靴下を! 和紙ソックスを履けば汗ばむ時期も快適に過ごせそうだぞ。ただ、同商品はワークマンのオンラインショップで見つけられなかったので店頭のみの取り扱いだと思われる。興味のある方は最寄りの店舗をチェックしてみてほしい。


参考リンク:ワークマン
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.