私が『SLY』の福袋を買い続ける理由ですか?

自分の存在意義を確認するため、とでも言いましょうか……正直ギャル服を着る習慣はなくなりましたが、同時に “ギャルの名残りがする中年” でいたいと、そういう気持ちが芽生えたのです。だから私は今年も、SLYの福袋(税込1万1000円)を注文したワケなんです。


……ってことで毎年苦労してるけど、気が重いけど、今年も思い切ってSLYの福袋を開封したい所存である!!! もはや修行の領域ッ!!!!

・今年もゴチャゴチャしてる

ズシリと重い袋(Mサイズ)を開けると……

ク〜〜〜ッ! 相変わらずゴチャゴチャしてるゥ! ギャル服らしくグリーン系のカラーが多めな今年のラインナップは以下の8アイテム。( ※ カッコ内は定価)


・茶色のポンチョ(1万6995円)
・茶色のワンピース(1万1990円)
・パープルのインナー(5995円)
・Sly Skin(6996円)
・黄色のスカート(7997円)
・黄緑のニットパンツ(7997円)
・黄緑のブーツ(1万5400円)
・細いベルト(3850円)


しめて7万7220円、総額6万6220円ぶんトクした計算である。それはいいが……3年前の記事でもお伝えしたとおり、私が “福袋に絶対入れちゃいけないもの” と断言してはばからないのが「靴」だ。

なのに……入っちゃってるやん! サイズは「S」と「M」しか選べないのに、これ絶対アカンや〜〜〜ん!!!!

ちなみに私の足のサイズは26cm。一般的なレディースブランドのサイズ展開は24.5〜25がMAXであり、私はこれまで幾多の涙をのんできた。こうなったら無理やりねじ込んで「いや小さすぎィィィィイイ!!!」と書くしかないか……?

と、思ったら……普通に履けてしまいました☆ バブルかってくらい肩幅が広がる茶色のワンピと合わせて(^-^)


・SLYも大人になったのか?

もっと足が大きい人や逆に小さい人には気の毒な話だが、しかし近年はこういった “攻めのアイテム” が入っている福袋も珍しくなった。福袋に靴を入れることの是非について、これ以上考えるのはよそう。

さて、お次は『Sly Skin』とプリントされた袋に入ったブツ。ネーミングから察するに下着とかだろうか?

ありゃ? いたって普通のシャツが出てきた。

実はコレ、分厚いパッドが仕込まれており、ブラなしで着用できるという優れもの。

ストレスフリーでとってもラクチン! なんだかんだ普段使いできる可能性が高い。

最近あまり見なくなった『ポンチョ』を羽織れば……

普通にオシャレっぽい人になった。例年「いや絶対着ねぇだろ」って服が数点は入っているのがSLYの福袋だが、今のところ普通に着れる服ばかり。チョッピリ寂しい気もする。


・SLYの意地

しかし……さすがはSLY、最後は見事に “魅せて”くれた。先ほど『パープルのインナー』と表現したものを広げてみると……

『パープルのイカれたワンピース』の可能性が浮上。ウエストんとこに空いた不自然な穴は一体……? とりあえず着てみるけど、サイトのコンプライアンス的に大丈夫かな?


うん、アウトでした。


最後の最後で意地を見せつけてくれたSLYの2023年福袋。一部通販サイトではまだ在庫があるほか、例年どおりであれば実店舗での販売も期待できそうだ。普段からSLYを愛用している人も、かつて愛用していた人もきっと得るものがあるハズ……ありがとうSLY。来年も絶対買う〜!

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼スカートとパンツはゆったりサイズ