9月15日に発売された『めんべい味 辛子めんたい風味焼そば』(サンヨー食品 × 福太郎)は全国のローソンと福太郎直営店で数量限定販売中。 “『めんべい プレーン』の味わいをイメージしたカップ焼きそば” との触れ込みだ。
念のため説明しておくと『めんべい』は福岡みやげの大定番。最近じゃ福岡以外でも取り扱う店が増えて嬉しい反面、 “16枚入り540円” は日常のオヤツとするとやや高めだ。なんとか『めんべい』を安く手に入れる方法はないものか? そう願っていた私は今回……
「『めんべい焼きそば』をプレスしたら『めんべい』になるのではないか」という天才的ひらめきを実行することにした!!!
・天才の所業
今回使用する機器は、先日の記事でご紹介した『# とりあえずつぶして焼いてみた』(株式会社 丸隆)。お手頃価格の家庭用プレス機である。
『めんべい焼きそば』の価格は238円(税込)。1パックで少なくとも20枚はプレスできるはずなので、うまくいけば3分の1ほどの価格で『めんべい』が食べられるという算段だ。
『めんべい焼きそば』は粉末ソース、かやく、調味油すべてが “あとのせ” スタイル。
この時点でどことなく『めんべい』の香りがするような、そうでもないような……?
なお、たまたま近くで見ていた原田記者(福岡県出身)は「すごく『めんべい』の匂いがする」と証言。単に “カラシと天かす” の匂いな気もしなくないが、ここで議論しても仕方がないので先を急ごう。
実際に食べてみると、『めんべい』っぽさが増…………
…………さない! むしろ減った気がする!
例えるなら『ピリカラ塩アブラそば』といった感じの、今までのカップ焼きそばには無い斬新なおいしさ。ただし「めんべいか?」と聞かれると……ほとんどの人が首をかしげるのではないだろうか。
この超ウマいカップ焼きそばが「めんべいか、否か」だけで論じられるのは非常にもったいない気がする。でも「めんべいか?」と聞かれると……う〜〜〜ん。
・押し潰すしかない
しかし考えてもみれば『めんべい』はパリパリの食感がウリなので、ホカホカの焼きそば状態では「違う」と感じるのも当然かもしれない。
ってことで、さっそくプレスしてしまうことにする。
ジュウゥゥゥ……と吹き出す水蒸気が完全に消えるまで、3〜4分ほど待つべし。
フタの下には我々がよく知る『めんべい』が鎮座しているのだろうか? いざ、ご対面……
思ってたのと違う!!!!!!
・『めんべい』ではない何か
正直 “めんべいそのもの” になるワケはないと思っていたが……それにしても、こういうビジュアルはあまり予想していなかった。
木工細工のように美しい『かた焼きそば』へ変貌を遂げた『めんべい焼きそば』……見た目的には『めんべい』から遠のいたと言えるだろう。
『めんべい焼きそば』から芸術作品が誕生するとは予想外だが、ここはひと思いにバリッといくしかねぇ!
バリッ!
これは……!
『チキンラーメン(湯を入れる前)』にソックリだ!!!
「『めんべい焼きそば』をプレスするとチキンラーメンになる」という、あまりに趣旨とは異なる結果が導き出されてしまった今回の調査。果たしてコレにお湯をかけたらチキンラーメンが完成するのだろうか? 頭の整理が追いつかないので次の機会にチャレンジしてみよう。
繰り返すが『めんべい焼きそば』は数量限定販売中。わざわざチキンラーメンにする必要はないかもしれないが、カップ焼きそばとしてかなりイイ感じの仕上がりになっていることは間違いない。めんべいファンは早めにゲットしちゃってくれ!