ジャンボ! いつも安いポテトを食べて腹を壊したり、ドブ臭いスラムで怪しいメシを食べたりしているオレだけど、本音を言えば “ちゃんとしたものが食べたい” んだよね……。
ということで今回は、自分へのご褒美の意味も込めて、“ちょっと高めのレストラン(ホテル)” に行ってみたんだ! そしたら驚きの連続だった。何が起きたのかレポートしてみたい。
今回オレが行ってみたのは、首都ナイロビから東南方面に120kmにあるエマリ(Emali)という町にあるホテル『Eden(エデン)』のレストラン。ちなみにエマリは通称 “眠らない街” とも呼ばれているのさ……。
これまで何度も店の前を通っていたけど、オレには縁のない店だと思っていた。なぜなら、金持ち向け(高すぎる店)だと思い込んでいたからだ。
ところが……!
勇気を出して入口を潜ってみると、そこにいたのは “普通の人”。オレはてっきり、もっと “見るからにお金持ちの人たち” が集まっているかと思っていたんだけど、オレみたいなミドルクラス風のお客がチラホラ。
あとはネコがたくさんいた。
そんな客層に少し心が落ち着いたオレだったが、さらに安心できる設備を発見。それこそが、
「濁ったプール」。
本当の本当にお金持ち向けの店だったら、プールの手入れも行き届いてて水はクリアなはず。だから逆に安心した。
それにしても、素晴らしい店だ。ここの店内はガーデンになっていて、みんな外で食べるルールみたい。素敵な木々に囲まれていて、澄んだ空気が気持ち良い。なんてオシャレな店なんだろう……と周りを見ると、
ネコが見てた。
それはどうでもいいとして、オレが注文したのは『ビーフライス』なる食べ物。価格は150ksh(約150円)と、思っていたよりも高くない! こんな素敵な場所なのに、こんな価格で食べられるだなんて! そして……
きた!
うっま!!
──と思ったら、
猫が増えてる〜〜〜〜! 何事かとスタッフに聞いたところ、「お客さんたちが猫に食べ物を与えるから、猫が集まるレストランになっちゃったんですよ」と。なるほど。ついでにプールについても聞いてみたところ、
「プールは主に学校の子どもたちが利用していますが、今は冬で寒すぎるため、おやすみ中です。掃除も毎日ではなく、月に2回。シーズンになったら、もっと綺麗なプールになりますよ」
とのことだった。
メシはうまいし、価格も妥当だし、猫はカワイイし、なによりリッチな気分にさせてくれるレストラン。オレはとても気に入った。できることなら毎日通いたい。ケニアに遊びに来たら、ぜひ行ってみて! クワヘリ〜!!
・今回訪問した店舗の情報
店名 Eden Hotel
住所 Emali Makueni County Emali, Emali, Kenya(Google map)
営業時間 24時間
定休日 なし
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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