ローソンで「紙カミソリ」なる商品を見つけた。なんでも本体や柄の部分に紙素材を使用した世界初の商品とのことで、プラスチックを98%削減したサスティナブルな設計が話題になっているという。いわゆる環境に配慮したエコなアイデア商品である。

ちなみに1本の価格は152円。そんでもって「1回使い切り」で「組み立て式」だから持ち運びにいいかも……ってことで、旅行のお供に買ってみることにした。果たして使い心地はどうなのだろうか。

・世界初の紙カミソリ

世界初の紙カミソリは、2022年3月から全国のローソンショップで先行販売がスタート。4月から貝印の公式オンラインストア「KAIストア」で販売開始となったそうだ。しかしオンラインストアの方は完売状態(2022年8月3日時点)。かなり人気があるのだろう。


・良い点と悪い点をざっくり言うと

まず何より良いと思ったのが、本体の薄さが3ミリってこと。ちなみに重さは約4グラムらしい。調べてないから分からないが、だいたいハガキくらいのサイズ感ではないだろうか。荷物の隙間にスッと入るのは最高。持ち運びがマジで楽である。

この流れで面倒な点も言ってしまうと……「組み立てること」。慣れてしまえば問題ないが、忙しい朝(私は朝にヒゲを剃るタイプ)に寝ぼけながら組み立てるのはビミョーに大変。二日酔いの場合もそう。下手したら組み立てないまま剃ってしまうかも(無理)。

そう言うと「組み立てるのが難しい」と思うかもしれないが……そんなことは全然ない。番号順に折って、最後に「刃の保護シール」を柄の部分に巻きつけるだけ。

デザインもクール。公式サイトには「ジェンダーフリーなデザイン」と書いてあった。たしかに性別も年齢も関係なく使えるシンプルなT型カミソリと言っていいだろう。ヒゲおよびボディにも使用可能とのこと。


・使ってみた

また紙といっても耐久性に優れているそうで、約40度の水やぬるま湯に濡れても使用できるのが特徴らしい。切れ味や剃り心地も一般的なプラスチック製品に匹敵するレベルなのだとか。実際に剃ってみると……


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なるほど。ビジネスホテルにある使い捨てカミソリと同じような剃り心地。薬局で1000円するようなカミソリには敵わないが、使い切りで衛生的なことと持ち運びが楽なことを考えれば、やはり「出張・旅行用」として買っておくのがいいのかな〜。ただ在庫がないのが悲しい。

なお、今秋には全国の小売店や宿泊施設での取り扱いも予定しているらしいぞ。大注目の紙カミソリをぜひ覚えておいてくれよな!


参考リンク:貝印「紙カミソリ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.