つい先日まで、私、P.K.サンジュンはアメリカ・シアトルまでポケモンGOをプレイしに行っていた。44歳の大人がポケモンGOをしにわざわざアメリカまで? ……という話は置いておき、今回は帰国の際の「水際対策」のお話しをさせていただきたい。

ぶっちゃけた話「メチャメチャ時間かかるんだろうなぁ」「めんどくさいなぁ」なんて思っていたのだが、なんと所要時間はわずか10分ほど。ちょっと拍子抜けするほど、あっさりと入国できたのであった。

・あくまで私の場合

まず断っておきたいのは、私が実際に体験した手続きと、厚生労働省のホームページにはやや差異があるということ。私の場合は簡単に入国手続きが終わったが、全員が全員そうとは限らない可能性があることをご承知いただきたい。

そもそもアメリカに発つ前に聞いていた情報では、帰国に際し「PCR検査」と「日本の書式に準じた陰性の証明書」が必要とされていた。それは現段階でも変わらないようだが、結果的に私の場合は「日本の書式に準じた陰性の証明書」が必要なかったのである。

・アプリだけでOKだった

では何が必要だったかというと「My SOS」というアプリのみ。私が出国の際に搭乗カウンターで提示したのも、入国の際に検査場(?)で係の人に見せたのも、結果的には「My SOS」のみであった。

無論、アプリ上で「OKよ~」というステータスになるためには「PCR検査が陰性であること」が絶対条件となるが、その証明書をはじめとするいくつかのファイルをアップロードすれば手続きは完了だ。

あとは飛行機から降りた直後に「My SOS」を係の人に提示すれば、セーフの証となる青い紙をゲット。あとは……


空港の長い道のりを歩き……


検査場(?)で10分ほど並び……


入国手続きをして終了!


・厚生労働省、ようやっとる

ホント、コロナ前の手続きより「10分くらい多めにかかるかな?」くらいの感覚で、あっさりと入国を果たしたのであった。いや、厚生労働省メッチャ融通が利くようになっとる! 仕事をしとる!! えらい!

なにせ今から3カ月前にタイから帰国した当サイトのGO羽鳥は「入国するまで2時間ほどかかるし、ほぼ立ちっぱだった」と言っている。タイとアメリカの違いは多少あるにせよ、つい3カ月前から劇的に早くなっていると言っていいだろう。

ただし、海外を飛び回っている当サイトの亀沢によると「向こうでチケットを発行するときにカウンターで拒否された」などのケースもあるようだ。私はメチャメチャ運が良かっただけ……なのかもしれない。

というか、私が聞いていた「日本式の書式が必須」という条件も、おそらくつい最近になって緩和されたのだろう。海外の航空カウンターの係の人が、そのことを知らない可能性も十分にあるハズだ。

一方で、私が体験した程度の手続きであれば、海外旅行のハードルもグッと下がるのではないだろうか? 旅の帰りは疲れ果てているもの。それが10分程度のプラスで済むならば(もちろん向こうでのPCR検査は必須!)体力的にも精神的にも旅行者としては大変ありがたい。

先述のように、今回のケースは「私の場合」ということが前提になるが、ご紹介した体験はすべてウソ偽りなしの真実である。海外に行かれる方、検討されている方は、1つの情報としてご記憶いただければ幸いだ。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.