
果たして、グルメライターたちの味覚は信用できるものなのか? 誰にも頼まれていないのに、自らタブーに切り込む大人気企画『グルメライター格付けチェック』──。ズバリ、今回はサッカーで言うところの “ドーハの悲劇” に匹敵する屈辱回である。
シーズン2、第13回のお題は「さくらんぼ」だったのだが、予想通りフルーツは激ムズ! おっさんどもは自分で買ってフルーツを食べる習慣が無いうえ、さくらんぼなんてほぼ食わねえ!! 以下で歴史に残る悲劇をご覧いただきたい。
・完全なるガチ企画
わかりきったことをあえて申し上げるが、我々グルメライターは当然のように自分の味覚を信頼している。なぜなら味覚は他人と比較のしようがなく、自分が「ウマい」と感じればウマいし、「マズい」と感じればマズい以外の感想が無いからだ。
だもんで、正解しても「当然」くらいの感覚しかないものの、不正解だと「ウソだろ……!」と尋常じゃないショックを受けてしまう。他人ではなく自分不信に陥る企画、それが『グルメライター格付けチェック』なのである。
・高い方を当てる
さて、ここで『グルメライター格付けチェック』のルールを説明しておこう。参加者は目隠しをしたまま “超高級食材” と “普通の食材” を味見し「どちらが高いか?」を当てる。ウマいマズい、好き嫌いは関係なく「高い方」を当てれば正解だ。
今回用意した高級食材は「新宿高野」で購入した佐藤錦で、価格は300グラムで1万円。言わずと知れた最高級さくらんぼブランドで、名産地・山形県で生産されている。1粒当たり200円以上する、ガチの高級さくらんぼだ。
もう一方はスーパーで購入した紅秀峰で、こちらは200グラム入りで598円。重量を考慮すると価格差は10倍以上の計算になるが、果たしてグルメライターたちは高級サクランボを見極めることが出来たのだろうか?
シーズン1も含めて、フルーツにはかなり悩まされてきたメンバーたちが導き出した答えはというと……!
サンジュン:B「こりゃわかんねえぞ……。Aはやや酸味があったけどウマい。Bは酸味がなくて甘い。これって安いとか高いじゃなくて品種の違いなんじゃないかなぁ……? 甘さの頂点はほぼ一緒。ちょっとBの方が皮が残る気はしたんだけど……。うーん、コレは本当に根拠なし。高い方にあそこまでの酸味は無いと予想してBにする」
GO羽鳥:B「Aは種が大きいし、ちょっと酸っぱいな。Bは種は小さくて酸味が無い。ただBはちょっと味が薄い感じもするんだよなぁ……。インパクトはAの方があった。でも高い方がそんなに酸っぱいかねぇ……? 迷うな……これ迷うな……。まあ肉厚だったしね。Bでいこう」
和才:B「正直、味は全くわからなかったです。ただ、手で触ったときの感覚でいうとAの方が個体差がありましたね。硬かったり、柔らかかったり……。やっぱり高いフルーツって個体差があまり無い気がするんですよね。本当に味は全くわかりません、どっちもメッチャ美味しかったです」
あひるねこ:B「Aの一発目はウマかったんですけど、2つめと3つめがそうでもなかったんだよなぁ。Bはみっちりしているというか、実が詰まってましたね。甘さはA・Bともに一般的なさくらんぼより甘いかな? くらいでした。本当、実の詰まり方だけで判断してBで。むしろそれしかないですね」
砂子間:B「うわ、失敗した。なんでAを1個しか食べなかったんだ……。もう完全にAを忘れちゃいましたね。うーん、Bの1個目はやや水っぽかったんですけど、それ以降はウマかったんだよなぁ。もうこれは、3つ食べたBを応援したいって気持ちでしかないですね。こういう2択を当てていくことが大切だと思うので……Bにしましょう」
佐藤:B「わかんねえなー。もう自分の好みを手掛かりにするしかない。そういう意味で、自分で200円払ってもいいなと思ったのがBだ。もう、それだけだ。やっぱり実も大きかったし、詰まってた。俺はこっちに200円を払いたい。どっちもウマいけど、それくらいしか判断材料が無い」
原田:B「噛んだときの歯応えというか、瑞々しさがBの方が上でしたね。粒自体も大きかったですし。味はどっちもウマいです。小さい頃、山形からさくらんぼが送られてきたんですけど、Bの方が食べたことが無い感じがしましたね。そんな高級品が送られてきていたとは思えないのでBにします」
Yoshio:B「Aは酸味が主張してくるんだけど、Bは全く酸味が無い。もうガツンと甘いさくらんぼだった。正直、美味しい方はBだった。……んだけど、俺はそれで間違えてるんだよな……。というわけで、俺は逆にAにする。いや、やっぱりBにしよう。自分を信じよう。裏をかいて当てるより、自分を信じて外した方がいいわ。というわけで、ウマい方はBだ!」
今回はかなり時間がかかったものの、最終的には全員一致でBを選択した。シーズン2は答えが割れるケースの方が圧倒的に多いが、果たしてどちらが最高級佐藤錦なんだ!
カモンカモンカモン! どうなんだ!!
どっちが1粒200円なんだーーーー!!!!!
正解は……
A!!!!!! Aが1万円の佐藤錦!!!!!
や……やってもうた。そう、まさかまさかの “全員不正解” である。これはシーズン1で開催された「柿編」に次ぐ2度目の珍事。誰もが茫然とするしかなかったが、やはりフルーツが難しいことだけは確かだろう。正直、我々にフルーツの味はわからない。
不正解で8勝4敗: 砂子間「Bを応援したい気持ちです」
不正解で7勝4敗: 原田「Bの方が食べたことが無いさくらんぼでした」
不正解で8勝5敗: サンジュン「Aは酸味がありすぎる気がするな」
不正解で6勝4敗: あひるねこ「実の詰まり方でB」
不正解で6勝4敗: 佐藤「俺はBに200円を払いたい」
不正解で6勝5敗: GO羽鳥「Bは肉厚だった」
不正解で6勝6敗: Yoshio「裏はかかない。自分を信じてBにする」
不正解で5勝6敗: 和才「味はわかりません。手で触った感覚でBにします」
というわけで、歴史的な大惨敗を喫してしまった、さくらんぼ編。次回はこの時期にピッタリな「アイスクリーム編」をお届けする予定だ。大丈夫、さくらんぼよりは難しくない……よね?
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼全員が静まり返った正解発表の瞬間をどうぞ。
P.K.サンジュン





















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