2022年6月13日、当サイトにて「【激白】ロケットニュースの “恥部” について語ります / あるいはスーパーハッピーな職場作りについて」という極めて悪質な記事が公開された。ハッキリ言って、あそこに書かれている内容はほぼデタラメである。

執筆者の佐藤英典は記事の中で、私(あひるねこ)のことをあたかも「あいさつをしない無礼な男」のように描いているが、名誉棄損も甚だしい。そこで今回、真実を白日の下に晒すことにした。どうか佐藤の吐く虚言に騙されないでいただきたい。

・嘘に次ぐ嘘

先述した佐藤の記事の中でもっとも悪質だったのが、後半の挨拶に関するくだりである。本文を引用しつつ要約しよう。「おっす」という馴染みの挨拶と共に、会社へとやって来た佐藤。


佐藤「おっす」

編集部メンバーとも挨拶を交わす。


佐藤「おっす」

「おはようございます」


ところが私は……


佐藤「おっす」

「(カタカタカタカタ)」


佐藤「おっす、あひちゃ……」

「はあ?」

そう、佐藤は私のことを挨拶もできない野蛮な男として記事に登場させ、あまつさえ「手に負えないほど付け上がってしまった」と嘆いているのだ。虚言もここまで来ると意味不明である。あのおっさんには幻覚でも見えているのか?

・反論

この件に関してまず言いたいのは、そもそも私は挨拶自体はちゃんとしているということ。順を追ってご説明しよう。私の席は他の編集部メンバーと違い、入口側に背を向けるような形になっている。


基本的に見えているのは前の席に座っている砂子間の姿だけであり、完全に後ろを向かない限り誰が入ってきたのか分からないのだ。

とは言え、私も仕事をしているので挨拶のたびにいちいち振り返ったりはしない。斜め横の席の羽鳥や砂子間が挨拶をしたタイミングで、口だけ一緒に動かしている。割とよくある会社の風景ではなかろうか。

・許せない男

しかし、佐藤はそれを良しとはせず、私の横を通るたびに心のこもった挨拶を強要してくるのだ。つい先日はこんな感じだった。


佐藤「おっす! あひちゃん、おっすおっす!! ワシやで。世界の佐藤が今日も元気に会社に来たんやで。嬉しいよな? 挨拶したくてたまらんよな? な? おっすおっす!」


佐藤「あれ? よく聞こえんな~。おっす! 偉大な先輩を前にして緊張しちゃったか? おっすおっす!! たまにはワシに敬意を表する意味で、起立して挨拶してくれてもええんやで? お辞儀はしっかり90度じゃないとシバくぞ! な~んちゃってぇ~~~~~おっす! おっすおっす!!


クソうぜぇ……!

・ほぼ公害

いかがだろうか? これが記事には描かれていない真実の佐藤英典である。同記事の中で佐藤は「あひるねこは悪くない! 私が悪いんだ!!」と自責思考っぽいことを執拗に書いているが、マジでその通りとしか言いようがないだろう。あの男こそ諸悪の根源ではないか。

さらに別の見方をすると、佐藤の異常性がより浮き彫りになってくる。賢明な読者諸君はすでにお気付きかもしれないが、実はあの記事は私が挨拶しないことをテーマにしておきながら、本題に入るまでが異様に長いのだ。

ではその間に何が書かれているのかというと、いかに自分(佐藤)が日々体を張って頑張っているか、編集部のことを第一に考える素晴らしい人間であるかという、露骨なまでの自画自賛である。セルフ褒め殺し放題と言っても過言ではない。


挙句の果てには自らを「スーパーハッピー佐藤」と名乗り、わざわざ文末にクレジットまで入れる始末。ていうか何なんだスーパーハッピー佐藤って! 地方のパチンコ屋かよ!! 記事のメインが私ではなく、佐藤本人になっていることは誰の目から見ても明らかであろう。

・クズ

つまり佐藤は今回、私を出しに使って自分をアゲる記事を書いたワケだ。かなり控えめに言っても未曾有のクズである。レジェンドクズである。スーパーハッピークズである。他の追随を許さない研ぎ澄まされしクズっぷりは、もはや畏敬の念すら覚えるレベル。

記事の冒頭で佐藤は自身について、「実際は至極まともな常識人なのである」と書いている。だが、本当にまともな常識人が自分でそんなことを書くだろうか? 最初の3行でいきなり詰んでいるあたり、さすが佐藤英典という感じで面白スゴかった。やはりパイセンには誰も勝てないのだ。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.