昭和時代における電化製品の三種の神器といえば「テレビ・洗濯機・冷蔵庫」だったらしいが、令和時代の “新・三種の神器” といえば、全自動洗濯乾燥機・ロボット掃除機、そして食洗機(食器洗い乾燥機)らしい。
かく言う私も喉から手が出るほど欲しいのだが、いかんせん置き場所がなかったり、そして価格が高かったりで手が出ない。憧れだなぁ、食洗機……と思ったら! なんと19800円でコンパクトな食洗機が登場したというではないか! そ〜れ、ポチ!!
・1万円台の食洗機
2万円を切る19800円という価格で食洗機を発売したのは、ユニーク家電・おもしろグッズでおなじみの「サンコー(THANKO)」である。ウリは “工事不要でシンク横に置ける” で、その名も『ラクアmini』というらしい。
大きさは幅308 × 高さ415 × 奥行315(mm)。本当にコンパクトなので、会社のシンク横にも余裕で置けた。工事も不要で、やることといえば排水ホースをシンクの中に固定しておくことと、電源を接続することくらい。
使い方もいたってカンタン。まずは電源を入れて、本体上部から給水する。同梱されている給水カップで2杯も入れると本体から「ピー」と満水音が鳴るので水が溢れることもない。
続いては食器を入れる。食器の汚れた面が内側になるように配置するのがコツらしい。なお、大皿2枚、中皿またはコップ2点、小鉢3点、茶碗2点、そして小物類を入れたらパンパンって感じだ。
あとは洗剤を「洗剤投入場所」に置く。食器洗い乾燥機専用洗剤であれば、粉末のものでも液体のものでもジェル状でもタブレットでも、なんでもOK。ここまでセットできたら、トレイを本体に入れる。
洗浄モードは4種類。通常洗浄だと洗浄・すすぎが69分、乾燥75分、合計144分(約2時間チョイ)かかる計算。強力洗浄は89分+75分。スピード洗浄は29分+75分で、水洗いは19分(乾燥なし)てな具合。
ためしに、ひどく汚れがこびりついたスプーンやコップを入れて「通常洗浄」してみたところ──
おっ
おおおお!
ちなみに途中で開けたら、ちゃんと温水になっていた。温度は洗浄55度、すすぎ68度。強力洗浄の場合は、すすぎが75度までアップするようだ。
で、洗浄&乾燥が終わってから中身を確認してみると──
もともとそこまで汚れていない食器とかは、ちゃーんとキレイになっている一方……
ひどく汚れがこびりついた食器は、通常洗浄では汚れが落ちきっていなかった。強力洗浄にしておけばよかった。
しかし、その後も、餃子を食べた後の油まみれの皿や、タレの付着した皿などを入れ
通常洗浄してみたところ……
めちゃんこキレイに洗えてる〜\(^o^)/ なんだか楽しくなってきて、その後も、そのまた次も、会社にある食器を次々と洗っているが、よほどひどい汚れでない限りは、ちゃーんとキレイに洗えることがわかった。
てな感じで、コンパクトなだけに入る食器の量や大きさは限られてくるが、一人暮らし用、はたまた2人用の食洗機としては十二分に活躍してくれそうだ。1万円台で食洗機が手に入るなんて、良い時代になったものである。
参考リンク:サンコー「ラクアmini」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24