ギョギョッ!! スーパーの冷凍コーナーをパトロールしていたら私の餃子センサーが反応した。味の素に大阪王将、それからトップバリュなどの主流どころが売られるなか、CGCの「香味野菜香る餃子」という商品が置いてあったのだ。しかも、他の大手に比べてちょっと安い!
パッケージを見た感じ水と油いらずで作れる今風の餃子みたいだし、そのお味の方はどんなものだろう。よ〜し、せっかく出会ったのだから手合わせ願おう!
・CGCとは
「香味野菜香る餃子」は12個入りで税込215円。ちなみにCGCとはCo-operative(共同の)Grocer(食品雑貨を扱う)Chainの略称で、全国の中堅・中小規模のスーパーマーケットの共同仕入れ・商品の共同開発を行なう組織だ。
そんでCGCの開発商品は自主企画商品(いわゆるPB)。CMなどの宣伝広告費をかけないことなどで安い価格を実現しているという。
・簡単調理で即食べられる
さて、前置きはこれくらいにして本題である餃子の味を確かめていこう。まぁそうはいっても作り方について今さら説明するまでもないだろう。フライパンに餃子を並べてフタをして加熱、それからフタをとって、こんがり焼けるまで熱したらOKだ。
そしたらキレイに羽根ができるはずだったのだが、私の腕が足りず美しくひっくり返せなかった。それでも水と油いらずで簡単に餃子が作れるのは楽チン。いい時代になったものだなぁ〜!
・実食
ではでは、出来上がった餃子とファーストコンタクト。噛み締めると羽根部分が「パリッ」としていて、荒っぽく肉汁が飛び出してきそうな感じである。しかし、食べ進めてビックリ!
皮自体はかなりモチモチしている部類でまるで餅のよう……と表現したら誇張しすぎだが、かなりの食感ギャップがあっておもしろい。ほほう、これがCGCの餃子か!
ただ、餡へと移るとあくまで主食を支えるような餃子というか、正直どこか味気なさも同居していた。肉のパンチ力をそう感じるでもなく、肉汁も溢れ出て攻めてくるようなこともない。よくいえば誰でも食べやすいように作られているが、どこか拭えない物足りなさがあったのだ。
健康志向という今の世の中は分かる。そっちに振りきりたい気持ちが分かるも、個人的にはもうちょっと攻めてほしかった。もしかしたら何か勝算があるからかな、薄味には理由があるのかな……そう不思議に思ったことで、原材料を見たら……!
・トレンドは鶏肉?
なんと豚肉より鶏肉の方が多く入っていたから味気なさも納得。そういえば先日食べた生協限定の冷凍餃子も鶏肉多めで豚肉を減らしていた。今はこういった餃子がトレンドになってきているのだろうか。
真相は不明だが、肉肉しい餃子が苦手、安くてあっさりした餃子を食べたいという人あたりにはうってつけ。どこにでも置いてあるワケじゃないものの、興味があって健康志向の方はお試しあれ。
参考リンク:株式会社CGCジャパン、CGCとは
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.