先日、店舗型のコープみらいに行ったら冷凍餃子がふと気になった。パッと見だとなんの変哲もなかったのだが、パッケージをよく見たら「生協限定品」の文字。しかも、販売者はテーブルマークときたもんだ。

味の素や大阪王将、そしてトップバリュのものなどが主力の冷凍餃子界、もしかしたら革命がヒッソリと起きている……?

ということで、気になってしまったからには買うしかあるまい。生協餃子の値段は税抜158円と安めの部類に入る。

中は12個入り(240g)で、他の冷凍餃子と比べてもそう変わったところは見受けられない。ちなみに「にんにく不使用」とのことだから臭いを気にせず食べることができそうだ。

作り方はフライパンで焼くだけと至って普通も、水と油いらずな冷凍餃子が増えているなか同商品は水を必要とするタイプであった。

あたためたフライパンの上に餃子を並べて水を80ml。そんでフタを閉めて中火で6分蒸し焼きにする。あとはフタを取って水分を飛ばし、焦げ目をつけたら……

ほい完成。きれいに羽根ができるわけじゃなかったけど、別になくとも味がおいしければそれでよし。まずは何もつけず一口でパクリ。

水を入れてしっかり蒸し焼きしたからか、皮がパリッとしていてメリハリのある餃子だ。しかし次の瞬間、なんだか違和感のようなものを覚えた。というのも、よく味わってみると……

少しばかり餡が物足りないのだ。餃子は口に入れたら「ここからが勝負」と言わんばかりに特徴を出してくるものがほとんど。あるものは肉汁ジュワジュワ、あるものはニンニクのパワーでゴリ押しみたいな。一方、生協の餃子はというと、まさかまさかの何も起きなかった。

味付けは薄めで優しい味……という見方もできるものの、これだと物足りないと感じる人も多いのではないだろうか。うむむ……これなら普段から濃い味を好む人は事前にタレを用意した方がいいかもしれない。

念のため、12個を味わいながらすべて平らげたが、やはり肉をはじめキャベツなどの野菜も主張は弱め。これって、特徴ないのが特徴ってやつか……とか考えるも、パッケージに書いてある原材料を見直して納得するに至った。そう!

この餃子、豚肉よりも鶏肉を多めに使用していたのである。豚肉が少ないならば自ずとパンチ力は弱くなるし、そりゃそうだよなぁ。

後ほど味の素の餃子の原材料を見てみると、やはり豚肉の方を多めに使用していた。豚肉を減らせばこうなることは分かりきっていること……って、これはよく考えたら “あえて” じゃなかろうか。

冒頭でも書いたように冷凍餃子は味の素、大阪王将、トップバリュあたりがすでに強すぎる。それもあって、生協の餃子は視点を少しズラしてきたのかもしれない。安さに加え、老若男女が食べやすくヘルシー志向、そこならば入り込む余地はある。

う〜むなるほど、そう来たか! 安くてあっさりした餃子が食べたい人あたりにはストライクかも。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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▼こちらは味の素の栄養成分。あまり変わらない