日本を代表する大仏というと、パッと思い浮かぶのは「奈良の大仏」と「鎌倉の大仏」。この2強が圧倒的なオーラを放っているため “第三の大仏” は明確に定まっていない。全長120mの牛久大仏やピッコロ過ぎる名古屋大仏、ごろ寝している群馬の涅槃像なども人気だが……

またしても「第三の大仏争い」に割って入りそうなダークホース的存在の大仏に出会ってしまった。その名も「池袋大仏」である。新宿や渋谷と肩を並べる東京の副都心・池袋に……なんと空中浮遊する大仏様が鎮座しているらしいのだ。気になったので参拝してきたぞ!

・緑豊かなビル寺

池袋駅の東口から歩いて7〜8分の場所にある仙行寺は……まさかの「緑豊かなビル」だった。爽やかな緑に包まれたビルがお寺なのだ。なんでも、都心にある「お寺」であり「お山」でもあるようなビジョンで建てられたらしい。山寺の雰囲気を持つビルである。

ビル前の看板には「池袋大仏」の案内があり “写真撮影OK” と一言添えられていた。いかにも都会らしい、池袋らしい大仏である。カフェに立ち寄る感覚で大仏に会いに行く、そんな時代が到来したのかも。ふらっと立ち寄って手を合わせることができるのはありがたい。


それでは厳かな空気の漂う境内へ。


闇の中から姿を現したのは……


宙に浮かぶ大仏だった。


す、すごい。見事に浮いている……身丈は約4.6メートル。床面からは5.5メートルとのこと。案内によると「虚空に浮かぶお姿で表現された釈迦如来坐像」で「体内に八千四百六十一巻の写経が納経されている」そうだ。総ヒノキ製で手彫りらしく、とても温かみが感じられる。


ちなみに浮いているように見えるのは、後ろの壁から出ている梁(はり)に、雲と大仏を挟んでいるため。もちろん外からは仕掛け(構造物)が見えないので、どの角度から参拝しても空中浮遊しているように見える。まるでプリンセス天功、なかなかの迫力だ。


さらに境内には駄菓子屋があり……


池袋大仏をイメージした特別な御朱印(3000円〜)も頂けるようだ。これは人気が爆発しそうな予感。

また、仙行寺には「雑司ヶ谷七福神」の華の福禄寿をまつるお堂もある。七福神巡りの方はこちらの参拝も忘れないように。

最後に、池袋大仏が参拝できるのは10時から17時まで。拝観料は無料だ。かなり心が癒されるので気になった方はぜひ足を運んでみてほしい。


・今回ご紹介したスポットの詳細データ

名称 仙行寺(池袋大仏)
住所 東京都豊島区南池袋2丁目20-4

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.