我々の食卓に変革をもたらしたUber Eats(以下ウーバーイーツ)。ロゴが印象的な配達用バッグは “ウバッグ” とも呼ばれ、一時期は品薄や転売騒動が話題になったりもした。その多機能ぶりは当サイトの過去記事でもレポートしている。
リュックを背負った配達パートナーの姿は都市部ではもう風景の一部だろうが、筆者の住む地方都市に初めて進出してくれたときの感動は忘れられない。
今でもまだまだ珍しいので、かつての都市伝説「佐川急便の赤ふん」のように、配達パートナーを発見するとなんだかラッキーアイテムを見つけたような気分になる。
そんなウーバーの配達用バッグが……なぜかローソンの店頭に!?
・『Uber Eats 配達用バッグ型 BIG POUCH BOOK SPECIAL PACKAGE』(税込1980円)
これまでもブランドムックを多数出版している宝島社。今回はウーバーイーツの配達用バッグをミニチュア化したポーチを発売したのだ。
ちなみにローソンでは雑誌コーナーにあったが、遠目には「ありふれた雑誌付録の黒いポーチ」に見え、ごくごく地味~に鎮座していた。意識しなければ目もとめずに通り過ぎると思う。
シンプルな包装を開けると、ブックレットと本体が。
雑誌コーナーに陳列できるくらいなので本体は薄い。本物のウバッグも折りたたんでベルトを締めると薄くなるのだそう!
筆者の学生時代には、現在のような機能的なリュックやボストンバッグではない革の学生カバンが主流で、ベルトをギチギチに締めて板状にするのが「かっこいい」と流行っていたことを思い出した。今考えると「ものを入れる」という役目を放棄した革の板をわざわざ持ち歩いて、筆者はなにがしたかったのだろう。
しかしウバッグは便利機能満載である。左右のマチを広げると……
何倍にも膨らんで、お馴染みのあのボックス型に! ロゴはもちろん、リフレクター(反射板)の白いラインも再現!! 実在する日用品が小さくなったというだけで、なぜこんなに可愛いのだろうか!
本物のような断熱素材ではないものの、仕切り板がついていて……
側面に面ファスナーで固定できる! 本物の場合、運ぶ商品のサイズに合わせて調節する部分。ほかにもキャンプ用のアルミシートを詰めるなど、配達パートナー各自が工夫を凝らしているのだと聞く。
仕切り板は横方向にも装着可能で、上下二段に分けられる。強度がないのであまり重いものは載せられないが、軽い文房具くらいなら大丈夫そう。
そして前面チャックを開けると……
これが噂のピザも入れられる底面拡張トランスフォームか! 今回の商品はミニサイズなのでピザは無理だけれど、弁当箱くらいは入りそう!!(本物ほどの防水機能はなさそうなので汁もれには注意)
背面には背負いベルトがついて、ちゃんとリュック型を模している! ただし「背負うことはできません」とのこと。
両サイドにはメッシュポケットつき。本物のウバッグはさらにカップホルダーや貴重品ポケット、携帯電話ホルダーなどの機能があるのだそう。
ちなみにブックレットでは「配達パートナーのウーバーイーツ配達用バッグの使用は完全に任意」と繰り返し強調されているところに若干の闇を感じないでもない。購入は義務ではなく、どんなバッグを使うかは自由なのだそう。
・ローソンほかで販売中
サイズ感としては文房具やコスメ、お菓子などにちょうどいい感じ。本物のおよそ1/3スケールだという。筆者は最近ハマりまくって中毒になっているコリスのフエラムネを大量保管する容器にした。
発売日は地域によって異なるが、2022年3月25日までには全国で販売。
ローソン、HMV、HMV&BOOKS online、宝島チャンネルのほか、数量限定だがUber Eats Market 日本橋兜町店、世田谷赤堤店でも取り扱うとのこと。
雑誌売り場では本当に地味なのだが、開けたら「おおっ!」と思うぞ。よくできているのでぜひお手に取ってもらいたい!